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マッチングアプリのタップル、「悪質スコア」で国際ロマンス詐欺防止

マッチングアプリのタップルは、機械学習を用いたスコアリング機能「悪質スコア」を導入した。不正利用者の早期検知により、国際ロマンス詐欺への対策を強化する。国際ロマンス詐欺は、マッチングアプリで外国人を名乗り相手に恋愛感情を抱かせ、金銭をだまし取る手口で、被害が増加している。

悪質スコアは、過去の不正利用者の行動特性をもとに、ユーザーの悪質度合いを判定する。新規登録ユーザーに対してアプリ内での行動から悪質スコアを判定し、不正利用者である可能性が高い場合は速やかに監視チームに報告する体制を構築した。「疑わしいユーザーを早期にあぶり出し、未然に違反行為を防ぐ効果が期待できる」とする。

特定の期間中に対象の違反行為でアカウント処分となったユーザーのうち、悪質スコア判定により早期にアカウント処分に至ったユーザーの割合を示す「網羅率」は、昨年12月の導入以降約1カ月で9割以上を実現しているという。

悪質スコアの開発は、タップルの親会社であるサイバーエージェントの研究開発組織「Media Data Tech Studio」と共に行なった。これまでも、タップルは18歳未満の可能性があるユーザーの自動検知など、機械学習技術を用いた不正利用者の早期検知システムを同組織と協力して開発してきた。