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京急最後の「パタパタ」発車案内装置が引退。35年の歴史に幕
2022年1月12日 18:31
京浜急行電鉄は、京急川崎駅ホームの「フラップ式列車発車案内表示装置」(通称:「パタパタ」発車案内装置)の使用を、2022年2月中旬に予定している更新工事にあわせて終了する。
パタパタ発車案内装置は、京急線では1986年12月25日に京急川崎駅にて初導入。他駅にも展開し、最大時は10駅ほどに設置されていた。導入当時は、視認性がよく豊富な表示が可能であることから案内表示板の主流だったが、その後LED表示式への転換が進み、現在京急線では京急川崎駅ホームの残すのみとなっている。
京急川崎駅ホームにある装置は初代から更新が行なわれた2代目。今回の更新工事で、京急におけるパタパタ発車案内装置の35年間の歴史に幕を閉じることとなる。
音をたてながら表示を変える装置に対して「レトロ感がある」との声もあるとし、思い出として手元に残せるよう、パタパタ発車案内装置を再現した「『パタパタ』発車案内装置引退記念乗車券」を発売する。価格は2,500円で、部数は2,000セット。Webからの申し込みが必要で、抽選での当選者に販売する。
また、「『パタパタ』発車案内装置引退記念特別ナイトツアー」や、引退記念グッズ販売を実施する。
ナイトツアーの実施日時は2月4日24時30分から26時。京急EXイン宿泊つき。ツアー代金は18,000円で、人数は20名。特設サイトにて抽選販売を行なう。
引退記念グッズは2月上旬発売予定。パタパタ発車案内装置をデザインしたアクリルキーホルダー、マグネット、定規を販売する。