ニュース

パソコンを鞄に入れたまま手荷物検査。JALが羽田で4月から

JALは、羽田空港国内線に新型の保安検査装置(X線CT検査装置)「JAL SMART SECURITY」を4月から順次導入。パソコンや液体物を取り出すことなく検査が可能になるなど検査時間を短縮する。

JAL SMART SECURITYは、X線CT検査装置とスマートレーンを組み合わせた保安検査レーン。高度化された保安検査装置で、手荷物の3次元画像によるX線検査を行なえるため、これまで検査前に鞄から取り出す必要があったパソコンや液体物を取り出すことなく検査が可能になる。

スマートレーンでは、1レーンにつき3カ所の個別の準備台を設置。準備ができた利用者から先に保安検査に進める。検査を通過した手荷物と、追加検査が必要な手荷物のレーンが分かれているため、検査通過済みの手荷物をよりスムーズに受け取れる。レーンにはUV殺菌システムを内蔵し、最大99.9%の殺菌処理が可能。

設置場所は羽田空港国内線B/C/E/F保安検査場。一部従来の保安検査レーンを引き続き利用するため、そうしたレーンでは従来通りの検査が必要になる。1月下旬から工事を開始し、4月以降順次運用を開始。8月頃までに導入を完了する。