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東京都、免許更新の「認知機能検査」予約がWebで可能に

NECは、75歳以上の高齢者が運転免許更新時に受ける認知機能検査を、スマートフォンやパソコンから24時間予約できるシステムを構築し、警視庁に導入した。都内の運転免許試験場など5カ所で実施する認知機能検査を対象に予約を受け付ける。

従来、認知機能検査については、年間約11万件を電話予約で受け付けていたが、予約受付の時間が限られ、コールセンター職員の業務にも大きな負担となっていた。本システムにより、検査対象の高齢者や家族が、インターネット経由で予約可能になる。

ネット予約は、運転免許の更新期間満了日の約190日前に届く「検査と講習のお知らせ」と運転免許証を用意して行なう。従来通り電話での予約も平日の9時30分~17時まで受け付ける。

警察庁は、令和2年改正道路交通法の施行に伴い、認知機能検査と高齢者講習の内容を5月13日から変更。新たに、信号無視や逆走など特定の違反をした75歳以上のドライバーを対象に、実車を使った運転技能検査を義務づけた。運転技能検査に合格しない場合は免許更新を行なわないが、希望すれば運転技能検査を再度受けることは可能。

また、認知機能検査については、事前に医師の診断を提出し、認知症でないことを証明できれば検査を受ける必要がなくなる。