freee会計、ふるさと納税証明書をデータ連携。確定申告で手入力不要

freeeが提供するクラウド会計ソフト「freee会計」は、ふるさと納税ポータルサイトが発行する「寄付金控除に関する証明書」とデータ連携してふるさと納税の確定申告ができる機能の提供を開始した。これまで、寄付回数分の申告を手入力する必要があったが、連携により'21年寄付分以降は証明書のXMLファイルをアップロードするだけで情報が入力される。同機能の提供は民間企業では初めて。

同機能の連携先は、ふるさとチョイス、ふるなび、さとふる、楽天ふるさと納税など、国税庁が指定した「寄付金控除に関する証明書」を発行できるすべての特定事業者。

ふるさと納税の寄付金控除の適用を受けるには、確定申告書に寄付先の自治体が発行する「寄付金の受領書」の添付が必要とされていたが、'21年分の確定申告から、ふるさと納税ポータルサイト運営事業者(特定事業者)が発行する、年間寄付額を記載した「寄付金控除に関する証明書」を添付するだけで申告可能となった。事業者が発行した証明書データを確定申告書に添付すれば、自治体からの書類を申告期まで保管する必要がなくなる。