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カインズ、東急ハンズを買収。DIY文化を共創
2021年12月22日 16:16
ホームセンターの「カインズ」が東急ハンズを買収する。東急ハンズは、2022年3月31日付で、カインズグループの一員となり、「新たなDIY文化の共創に向けたパートナー」として展開していく。
1976年に創業した東急ハンズは、「手の復権」をキーワードに掲げ、独自のDIY(Do It Yourself)を中心としたライフスタイル提案型ショップとしてスタート。以来40年以上に渡り、さまざまな商品を幅広く取り揃え、豊富な商品知識に基づいたコンサルティングセールスを行なう「CREATIVE LIFE STORE」として展開してきた。2020年からは、地域の商業施設と連携し、地域の魅力を発見、発信する「Plugs Market(プラグス マーケット)」事業も開始している。店舗数は86(東急ハンズ63、ハンズビー20、プラグスマーケット3)。
カインズは1989年の設立以来、ホームセンター事業を展開。DIYの裾野を広げ、DIYを新たなくらしの文化として根付かせていくことを使命とし、28都道府県に227店舗を展開している。
東急ハンズでは、「くらしをより良くしていこうという東急ハンズ、カインズ両社の価値観には極めて高い親和性がある。オリジナル商品の開発やデジタル基盤の活用などにおいてシナジーが期待できる両社がお互いをパートナーとすることで、それぞれが目指してきた『新たなDIY文化の創造』を実現できると判断した」と説明。カインズグループ入りすることとした。
今後は共通の理念のもの、カインズの事業基盤の活用を進めると共に、それぞれの価値(ブランド)・個性をさらに磨き上げ、新たなDIY文化の共創を目指す。東急ハンズとカインズは、カインズが強みとして持つSPA(製造小売り)としてのオリジナル商品の開発力やデジタル基盤を活用するほか、東急ハンズが「ヒント・マーケット」というコンセプトの下で磨き上げてきた発想力や商品・生活提案力、目利き力などを掛け合わせ、シナジーを発揮していく。