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軽井沢をスマホひとつで自由に移動「回遊軽井沢」 JR東と西武
2021年12月16日 15:42
JR東日本と西武ホールディングスは、地域・観光型MaaS「回遊軽井沢」を、長野県北佐久郡軽井沢町で展開する。期間は2022年1月15日~3月31日まで。
スマートフォンのみで、軽井沢エリアの交通や飲食物販などの利用が可能になる。オンデマンド交通の予約・決済、交通電子チケット(フリーパスなど)の購入・利用、加盟店や軽井沢エリアの西武グループ施設で利用可能なエキトマチケットの購入・利用などが可能。
オンデマンド交通は軽井沢町で初の試み。軽井沢町内の予め決められた場所での乗降が可能なほか、軽井沢町西部では、好きな場所で乗降ができる。運行時間は7時~19時。利用料金は1回300円(大人・子供同額)。車両は定員8名のワンボックス型3台で運行する。旅行者だけでなく地域の人も利用できる。
交通電子チケットは、地域の交通事業者各社が企画する電子チケットを購入可能。利用時はスマホの画面を係員に提示する。チケットは下記の3種で、子供料金は全て大人料金の半額。
- 軽井沢フリーパス
しなの鉄道の軽井沢~小諸間と西武観光バス、草軽交通、町内循環バスといった軽井沢地区指定区間のバス路線が乗り降り自由になるフリーパス。料金は1日券が2,500円、2日券が3,600円 - 碓氷線(バス)電子チケット
ジェイアールバス関東の碓氷線横川~軽井沢間の一般路線バス片道乗車券。料金は520円 - 軽井沢草津パス
草軽交通の軽井沢~草津バスターミナル間の一般路線バス乗車券。片道タイプと往復タイプがあり、いずれも一部の停留所で途中下車可能。料金は片道が2,240円、往復が4,070円
エキトマチケットは、地域の飲食、物販店、アクティビティ施設などの加盟店で利用できる1枚500円の電子チケットで、回遊軽井沢のサイトで購入できる。一部加盟店では利用者限定特典を用意し、お得に買い物や飲食を楽しめる。西武グループの「軽井沢プリンスホテル」や「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」の一部店舗を含む、町内50カ所以上の施設で利用可能。
回遊軽井沢は、Webサイトにアクセスして会員登録することで利用できる。チケット購入時は、クレジットカードやモバイルSuicaを利用可能。エキトマチケットはJRE POINTも利用できる。