JR九州、PayPayで買える特急券。門司港・博多間などで実証

JR九州とPayPayは、JR九州の一部区間の特急列車を対象として、PayPayのQRコード決済機能を活用した特急券の実証実験を行なう。期間は、2022年1月7日から3月31日までで、対象路線は、鹿児島本線 門司港・博多間と日豊本線 小倉・行橋間の在来線特急列車停車駅相互間。

新特急券は、乗車券と合わせて設定区間の特急ソニック等の特急列車の普通車自由席に乗車できる。発車時刻の1時間前から発車時刻までに決済されたものに限り1回有効となり、乗り越し等、区間の変更はできない。料金は門司港・博多間が520円など。

JR九州では、特急列車停車駅に同駅発の特急料金が設定されたQRコードを掲出。利用者はPayPayアプリから決済を行ない購入する。特急列車車内で、係員がきっぷの確認にきたら、PayPayアプリの「取引履歴」から特急券の決済画面を係員に提示し、係員が内容を確認する。

払いもどしは決済から2時間以内で未使用の場合に行ない、PayPay上で行なう。現金は取り扱わない。払いもどし手数料は220円。

JR九州は、同特急券の導入により券売機や窓口に立ち寄る必要のない、特急券の新しい購入方法を提供、利用者の利便性を高めていく。