DNP、飲酒運転を防ぐ安全運転管理アプリ。リモートでアルコール検査

大日本印刷は、運転前にリモートで飲酒状況を確認できる「安全運転管理アプリケーションmamoru」を2022年春から販売開始する。ネクストリンク製のアルコール検知機をスマートフォンに接続し、アルコール検査等の運転前後の確認業務(点呼)をリモートで行なう。

2022年4月からの道路交通法施行規則改正により、自家用車と同じ白地のナンバープレートの車両を保有する事業者(白ナンバー事業者)も、目視でアルコールチェッ(飲酒検知)を行なうことが義務づけられるほか、同10月からはアルコール検知機を使用した確認も必要となる。

運転管理アプリケーションmamoruによって、社員の無免許状態(不携帯・有効期限切れ)や飲酒運転等を未然に防止することを可能にする。

チェックは、運転免許証をスマホで確認し、質問形式で健康状態等を確認。アルコール検知機で体温とアルコールを検査する流れ。

運転免許証のチェックでは、有効期限切れのチェックが行なえる。アルコールチェックでは、電気化学式センサーを採用したアルコール検知器とスマートフォンをBluetoothで接続。一般的な半導体式ガスセンサー式では、食事・タバコ・歯磨き粉など、アルコール以外のガスでも反応(誤検知)する場合があるが、電気化学式の場合はアルコール以外にはほぼ反応せず、より高精度な計測が可能。

アルコール測定中の顔写真を撮影することでなりすましを防止するほか、非接触での体温検知機能も搭載する。

確認結果はメールで管理者に送付され、一元管理が可能。アルコールが検知されると直ちに管理者に通知される。

今後は、営業、配送、保守などで車を利用している企業(白ナンバー事業者を含む)全般に向けて販売を行ない、2025年度までに累計8億円の売上を目指す。