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ユニ・チャーム、大人用紙おむつ選びをスマホ採寸でサポート

ユニ・チャームは、大人用紙おむつの「適切な商品」と「最適なサイズ選び」をサポートするため、LINE チャットトークの診断機能と、スマートフォンで撮影して採寸できる技術「Bodygram」を組み合わせた「大人用おむつカウンセリング」を、12月から開始する。

ユニ・チャームではお客様相談センター(いきいきダイヤル)を運用するほか、2018年にチャットボットを採用した「大人用おむつNAVI」を開設している。これらの問い合わせのうち約6割が紙おむつの「適切な商品」や「最適なサイズ」を調べていることが判明。

また、大人用紙おむつの購入を目的に来店した約9割が介護者で、要介護者へ相談しないまま普段の洋服や下着のサイズを参考に紙おむつを購入しており、要介護者に適さないサイズを使用している人が約4割にのぼるという。

これらの課題を解決するため、自宅にいながら要介護者に合った適切な紙おむつの診断とスマートフォンの撮影機能による採寸を行ない、小売店の店頭へそのまま持ち込んで確認できる、「大人用おむつカウンセリング」を開始する。

診断はAIを駆使したLINE チャットトークを活用。これまでお客様相談センターへ寄せられた2万件以上の質問を分析し、機械学習したデータを元にアドバイスされる。具体的には、ユニ・チャームのLINE公式アカウントを友だち登録し、LINEのチャットトークで複数の質問に回答すると、要介護者の身体に適した紙おむつが推奨される。

採寸には、BodygramのAI技術を採用。LINE公式アカウントのチャットトーク機能内、「最適サイズ診断」にて、スマートフォンで身体の正面と側面の2枚の写真を撮影し、身長・体重・性別・年齢を入力すると、おむつサイズの診断に必要な太もも、ウエスト、ヒップを自動で計測。これにより、要介護者の身体に最適なサイズが選べるようサポートする。

要介護者を撮影するモード以外に、介護者を撮影するモード、ウエストサイズを直接入力する機能も備える。

ユニ・チャームでは、要介護者の身体の状態変化に気づくためにも、定期的にAI採寸による診断をすることを推奨している。