チャット・名刺管理・オフィスソフトの法人向けクラウド。キングソフトが月500円から

キングソフトとワウテックは、キングソフトグループの新たな法人向けクラウドサービス「Wonder Cloud Works(ワンダークラウドワークス)」を12月15日に提供開始する。ビジネスチャット・社内SNS「WowTalk」、名刺管理アプリ「CAMCARD BUSINESS」、クラウド型オフィスソフト「WPS Cloud Pro」を備える。料金は月額500円～(1ID)。

同サービスの特徴として、ひとつのID・パスワードで全ツールにログインできる一元管理や、CAMCARD BUSINESSに登録した名刺情報をWowTalkに共有するといったツール間の機能連携などがある。

料金体系の面では、使用するツール数によって費用が異なり、必要なものだけを選ぶことでコストを抑えられる。具体的には、WowTalkと、CAMCARD BUSINESSまたはWPS Cloud Proのいずれかを利用する「2製品プラン」は1IDにつき月額500円、3製品をすべて利用する「3製品プラン」は1IDにつき月額700円となっている。なお、契約は最小10ID以上。

Wonder Cloud Worksに含まれるWPS Cloud Proは、9月に提供を開始した「WPS Cloud」の法人向けサービスで、オフィスソフト「WPS Office」をWebブラウザ、モバイルアプリ、PCアプリから利用できる。同時編集やPDF編集といった機能を備える。WPS Cloud Pro単体で契約することも可能で、その場合の料金は1IDにつき月額330円、最小ユーザー数は3ID。

WPS Cloud Pro

キングソフトグループは、提供開始にあたり「各アプリケーションを通して、企業資産をクラウド上で蓄積・統一・共有することで業務を効率化し、企業の新しい働き方への順応をサポートする」としている。今後、勤怠・電子契約・経費精算などのツールも順次追加提供を予定する。