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“帝国ホテルに住む”連泊サービスがタワー館の全349室に拡張
2021年12月7日 17:42
帝国ホテル 東京は、2021年2月から開始したサービスアパートメント事業を拡大、対象をタワー館の全349室に拡張し販売する。予約開始は12月27日から、入居期間は2022年2月12日~2023年3月31日。価格は5泊が15万円~100万円、30泊が36万円~210万円。
帝国ホテルに長期間滞在できるサービスアパートメント事業は、2月の販売初日に3フロア99室が即日完売。5月下旬には2フロア66室を追加して継続販売を行ない、現在も高水準の稼働を維持しているという。こうした需要を受けて、タワー館の全客室をサービスアパートメントとして拡張し販売することが決定した。
既存の5フロア165室に加えて、今回の拡張でさらに7フロア184室を追加。タワー館の全客室にあたる20~31階の12フロア349室が販売対象になる。
フロアは4つのカテゴリーに区分され、「レギュラーフロア」「ハイフロア」「ペントハウスフロア」「レジデンシャルフロア」の4つが用意される。同じタイプの部屋でも、フロアのグレードが上がると価格も上がる形になる。
部屋のタイプは従来の「スタジオ(約30m2)」「プレミアスタジオ(49.9m2)」、「コネクティングスタジオ34m2+35.6m2)」に加えて、ハイフロアに「ギンザビューコーナースイート(72.4m2)」、ペントハウスフロアに「ペントハウススイート(105m2)」など、スイートタイプが計18室追加される。
20階を除き各フロアには洗濯乾燥機、電子レンジなどを設置した共同利用スペースを用意。朝食用のパンは無料で提供される。ハイフロアとペントハウスフロアにはコーヒーマシンと製氷機が新たに設置され、自由に利用できる。従来同様にホテルラウンジでのコーヒー・紅茶の提供、フィットネスセンターやプール、ミーティングルームの利用などが可能。
このほか入居者専用のサブスクリプションサービスとして、食事メニューのルームサービス、ランドリーサービスが引き続き提供される。ランドリーサービスは衣類の内容にあわせて3種類の料金が用意される。