ニュース
IWC ビッグ・パイロット・ウォッチ 43にミリタリールックな“スピットファイア”
2021年12月7日 07:00
IWCシャフハウゼンは、「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」のスピットファイア エディションを発表した。機械式の腕時計で、ブロンズケースのモデルが118万2,500円、チタンケースのモデルが113万3,000円。
2021年に登場したビッグ・パイロット・ウォッチ 43に加わる、ミリタリーデザインが特徴の“スピットファイア”エディション。耐磁性を実現する軟鉄製インナーケースを装備し、密閉された裏蓋には英国の伝説的な戦闘機であるスピットファイアの姿が刻印される。
チタンケースモデル
チタンケースのモデル「Ref.IW329701」は、軽量・堅牢なグレード5のチタンをケース、裏蓋、リューズに採用。ダークグレーのマットカラー仕上げは、研磨した後にサンドブラスト加工を施す入念な表面処理で実現される。
ブラックのダイヤルは、分や秒の確認に使う2桁のアラビア数字を外周に配置。これは飛行監視要員時計からインスピレーションを受けたもので、任務で必要な分と秒を簡単に読み取れる仕様。インナーリングには1~12のアラビア数字が目立たないグレーでプリントされる。ストラップにはカーフスキンストラップが組み合わされる。
ブロンズケースモデル
ブロンズケースのモデル「Ref.IW329702」は、ケースとリューズにブロンズを、裏蓋にチタンを採用する。ブロンズはアルミニウムと鉄を含む合金で、標準的なブロンズより硬度が約50%高くなっているほか、肌に優しいのも特徴。経年で緑青が生じ、独自の外観・性質を帯びるとしている。
ダイヤルはミリタリーグリーンで、針はゴールドめっき。独特な肌触りのグリーンのバッファロー・レザーストラップが組み合わされる。
ムーブメント、その他
ムーブメントは自動巻きで自社製のキャリバー82100。ペラトン巻き上げ機構を搭載し、両方向巻き上げに対応する。そのほかのパーツは酸化ジルコニウム・セラミック製で、実質的にほぼ摩耗しないとしている。パワーリザーブは約60時間。振動数は28,800振動/時。石数は22石。
耐磁性軟鉄製インナーケースを装備。急激な気圧変化に対応する。風防は両面無反射コーティングが施されたドーム型サファイアクリスタルガラス。リューズはねじ込み式。防水性能は10気圧防水。ストラップは、IWCのEasX-CHANGEシステムに対応、工具を使用せずにボタンひとつでストラップを交換できる。ケース径は43mm、厚さは14.4mm。