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文章を読むスピードが最大2倍。「読書アシスト」無償公開
2021年12月6日 13:26
日本ユニシスは、任意のWebページをボタン一つで「読書アシスト」書式に変換できるChrome拡張機能を12月6日から無償公開した。2022年2月28日までの限定公開となる。
「読書アシスト」は、文字レイアウト変換技術により文章を読むスピードを約1.5~2倍に向上できる技術。利用者は、使用中のブラウザーに拡張機能を追加し、表示中のWebページをボタン一つで簡単に読書アシスト書式へ変換できる。
この拡張機能では、Webページ内において読書アシスト書式へ変換が効果的な文章を自動で判断し、効果的な文章のみ変換を行なう。タイトルや写真などのレイアウトは維持し、ページ全体の読みやすさを保つ。
拡張機能は、PC版のGoogle ChromeとMicrosoft Edgeの最新バージョンでの動作を確認している。日本ユニシスでは、今回の無償公開を通じて拡張機能に対する利用者の意見やニーズを収集。拡張機能の商品化を目指す。
「読書アシスト」は、日本語の文節(意味のわかる最小単位)を判別し、文節ごとに視線をスムーズに誘導するレイアウトに変換する技術。読書アシスト書式を適用したレイアウトでは、1分間に読める文字数が、一般的な400~600字程度に対し、最大で1,000文字程度と、約1.5~2倍のスピードに向上できるとしている。