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Amazonブラックフライデーで「プチ贅沢」を ファッションやEcho大幅値引き

Amazonは、年末のビッグセール「Amazonブラックフライデー」を11月26日9時から12月2日までの7日間開催する。開始1週間前となる19日に発表会を開催し、登場予定商品の一部を発表するとともに、ホリデーシーズンに向けた取り組みを紹介した。

今年の「Amazonブラックフライデー」では、ファッション、食品、美容グッズなど「プチ贅沢」を味わえる商品を強化する。2021年は「我慢」を強いられた年となったことから、「自分へのご褒美を」という消費者心理が働いているという。そのため、いつもよりちょっと贅沢な気分が味わえる「プチ贅沢」をテーマとしたほか、外出が増えることへの“期待”が高まっていることから、ファッション、グルメ、美容などのカテゴリを強化する。

加えて、Amazon デバイス、家電、ホーム・オフィス用品、パソコン周辺機器など、今年盛り上がった「在宅」需要にも答える幅広いカテゴリーの数十万種類の商品を特別価格で提供する。

期間中の主なセールは3種類。カスタマーレビューの星4つ以上の人気商品を中心に提供する「特選タイムセール」や、売れ筋商品の「数量限定タイムセール」を実施。特選タイムセールは在庫豊富なイチオシ商品となる。

一番の盛り上がりを見せると見込むのは、「ビッグサプライズセール」。数量・時間限定で、「日替わり」で様々なカテゴリーの商品が登場。初日はAmazonデバイス、翌日はお酒など、セールを連日楽しめるようにした。これにより、毎日ブラックフライデーを楽しめる形とした。


    ビッグサプライズセールの日程
  • 11月26日:Amazon デバイス
  • 11月27日:お酒、健康食品など
  • 11月28日:ベビー用品、ペット用品
  • 11月29日:PC・ゲーミング用品、キッチン用品
  • 11月30日:ファッション
  • 12月1日:ホーム
  • 12月2日:おもちゃ

今年は、在宅需要から「より良いライフスタイルの実現」「自宅でのケア」「おうちごはんの充実」などの商品の注目が高かったことから、セールでもそれらの商品を拡充する。

テーマにあわせて、家電連携が特徴の「Echo Show 5」(第2世代)を通常価格の56%OFFとするほか、SwitchBotのスイッチボタンやAmazon.co.jp限定のルンバなどが登場。また、完全栄養食の「BASE BREAD」なども特別価格とするほか、時短料理・低温調理対応のティファールの電気圧力鍋など、「おうちご飯の充実」をサポートするアイテムを多数準備する。

また、昨年比で7倍以上の中小規模の販売事業者が参加。海底熟成ワインのブランドSUBRINAや、化粧品ブランドミムラのアイテムがセールに登場する。

あわせて、最大10,000ポイントが還元されるポイントアップキャンペーンや、スタンプラリーキャンペーン、Kindle Unlimitedの新規契約で3カ月間99円で利用できるキャンペーンなども実施する。

19日からは先行して「Kindle本最大80%OFFキャンペーン」をスタート。小説、ビジネス書、マンガなどの一部Kindle本が最大80%OFFなり、一部対象のKindle本はブラックフライデーにちなみ「価格がクロ」の96円となる。期間は12月2日まで。

プチ贅沢とおうちの充実で攻める「ブラックフライデー」

今年のブラックフライデーの取り組みについて、アマゾンジャパンでマーケティングを統括する鈴木浩司マーケティングディレクターに聞いた。2021年からは従来の「サイバーマンデー」が外れ、「ブラックフライデー」のみとなった。この理由はなぜだろうか? 米国などで定着しているブラックフライデーが日本でも定着してきたという考えなのだろうか。

アマゾンジャパン 鈴木浩司マーケティングディレクター

「確かに日本でブラックフライデーが認知されつつつあるとは思います。また、ホリデーシーズンの商戦も少し前倒し傾向で、お客さま、パートナーにとってベストなタイミングをセレクション、価格、利便性等の観点から判断し、今回はブラックフライデーに一本化しようと決めました」

イオングループや楽天は、11月19日から「ブラックフライデー」を実施しているが、「アマゾンのお客様にとって、いつがベストかを検討しました。また、11月26日からの7日間という日程は『日本のアマゾン』独自のもので、日本のアマゾンのお客様にとってベストなタイミングと考えています」とのこと。

また今年の年末商戦は「ホリデーシーズン」として、お歳暮、クリスマスなど年末のイベントを盛り込み、ブラックフライデー以外でも広く年末・年始の需要をカバーしているのも特徴。この狙いについて鈴木氏は、「年末と言っても、タイミングによって、クリスマス、お歳暮、年始など1週間単位で求められる商品は変わっていきます。ニーズにあわせて細分化して売り場を作ることで、お客様のニーズに答えるというのが我々の考えです」と説明する。

コロナ禍真っ只中だった昨年との比較では、「世の中的には改善傾向というのは嬉しい部分ですが、ドイツの状況などをみると『終わり』と思っている人は少ないと考えています。まだ油断はできないけれど、『年末だけでも贅沢したい』。そうしたニーズが高いのではないかと考え、ファッションやコスメなどを強化して『プチ贅沢』と打ち出しています。一方、コロナ禍の影響が続くと考えている人もまだ多い。なので引き続き、『おうちの充実』のニーズは高いと考え、このブラックフライデーでは強化しています」としている。

Amazonブラックフライデーは、11月26日9時から12月2日までの7日間開催される。

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