ニュース
「東急歌舞伎町タワー」'23年春開業。映画・劇場・ライブ・ホテルの48階タワー
2021年11月18日 12:18
東京・新宿 TOKYU MILANO跡地を中心とした「歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)」の施設名称が「東急歌舞伎町タワー」に決定した。竣工は2023年1月11日、開業は'23年春を予定している。
同計画は東急と東急レクリエーションが、新宿TOKYU MILANO跡地を中心とした敷地にて両社で推進しており、映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設、ホテルなどからなる高層複合施設を整備する。
東急歌舞伎町タワーの名称は、東急グループが歌舞伎町の街とともに、エンターテインメントを通して新たな観光拠点を創り上げていきたいという意志を込めて決定。コンセプトは、「“好きを極める場”の創出」。
階数は地上48階、地下5階で高さは225m。所在地は東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1、同番3(地名地番)。用途はホテル、劇場、映画館、店舗、駐車場など。敷地面積は4,603.74m2、建築面積は約3,600m2、延床面積約87,400m2。
地下1~4階は、新宿エリア最大級のキャパシティをもつ1,500名収容のライブホール。ソニーミュージックグループの持つ、Zeppホールネットワークの基盤を活かし、東京のミュージック・カルチャーを国内外に発信する。
1~5階は店舗。6~8階は劇場で、客席数900。舞台と客席の一体感を重視した設計により、アーティストと観客がお互いの息遣いを感じられる、自由度の高いエンターテインメントステージとする。運営はTSTエンタテイメント。
9~10階は映画館。2014年12月31日に58年の歴史に幕を閉じた「新宿ミラノ座」跡地に映画館が復活する。スクリーン数は8つを想定し、「新宿ミラノ座」を運営していた東急レクリエーションが、そのDNAを継承しつつ、シネマコンプレックス「109シネマズ」のノウハウを活かして運営する。
17~47階はホテルとなり、2つのブランドで展開し、ラグジュアリークラスのホテルと、新しいライフスタイルを提案するホテルとなる。
ラグジュアリーホテルは39~47階で地上170m以上に客室を設け、7mの窓から東京の絶景を堪能できる。また、また上層3フロアにはペントハウスを備え、宿泊に食やリラクゼーションを含めた最上級の施設となる。室数は97で、うちペントハウスは5室。
ライフスタイルホテルは20~38階で、各エンターテインメント施設での余韻に浸れるほか、新宿・歌舞伎町で生まれ続けるカルチャーを体験できる。538室。ホテルの経営は、THM、運営は東急ホテルズ。
また、名称決定に合わせてブランドロゴも決定。ピアノの鍵盤や音響機器のイコライザーといったエンターテインメント性や施設の外観のモチーフである噴水の要素を内包したデザインエレメントと、文化やコンテンツなどさまざまな要素からなる歌舞伎町の多様性を表現したロゴタイプで構成。「歌舞伎町エリアと一体となり、さらなる賑わい創出に寄与していきたいという願いを込めた」としている。