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Slack、新プラットフォームを構築。柔軟なカスタマイズに対応

Slackは、新たなプラットフォームを再構築し、既存アプリのパーツをドラッグ&ドロップしてワークフローを作成できる「ワークフロービルダー」などの機能を強化。また、Slackアカウントを使った他社アプリへのサインインやSlackコネクトの拡張などを発表した。

年次イベント「Frontiers Slack Frontiers 2021」で発表した、物理的な職場からデジタルを主流とした働き方「Digital HQ(会社を動かすデジタル中枢)」を目指すための新機能を紹介。新機能は2022年に向けて順次展開する。

Slack のアカウント情報を使ってほかのツールをシームレスに接続

新たなSlackプラットフォームでは、全てのユーザーがニーズに合わせて各自のSlack体験をカスタマイズ可能になり、一般のビジネスユーザーは、開発者のサポートに頼らずに、チームの仕事をコーディングなしに自動化できるようになる。Slackが再設計した「ワークフロービルダー」を使い、既存アプリのパーツやワークフローの構成要素をドラッグ&ドロップしてワークフローを作成できる。

強力なワークフローを作成できる再利用可能な機能ブロック

例えば、営業部門宛てに特定の地域であらかじめ設定した閾値を満たす商談が入った場合、設定された閾値をトリガーにして、地域のリセラーパートナーとのSlackチャンネルを自動的に作成するワークフローを作成できる。「Salesforceの通知」ブロックをドラッグし、「Slackコネクトチャンネル」ブロックに接続するだけで自動ワークフローが完成するという。

開発者向けには、Slack用ワークフローの新しい開発方法を提供。安全にアプリと連携した自動化を数分で作成して提供可能になり、再利用が可能なワークフローの「ビルディングブロック」を作成できる。また、メタデータを使用し、さまざまなアプリがSlack上でインテリジェントにやり取りできるようになる。例えば、WorkdayからSlackに投稿された有給承認にメタデータのタグが付けられている場合、Google Calendarがユーザーのカレンダーを自動的に更新する。

メタデータをメッセージで送信

また、Slackコネクトも強化。現在は最大20の組織と繋がれるが、2022年初頭を目処に、1つのチャネルで最大250の組織とコラボレーションできるようになる。さらに'22年後半には、何千もの企業が関わるプロジェクトでも、Slack上でセキュアな職場環境を設定可能とする。