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東京ガス、集合住宅に導入しやすいEV充電サービス
2021年11月8日 16:55
東京ガスは、電気自動車(EV)充電サービス「EVrest(イーブイレスト)」を開始した。スマートフォンアプリなどの利用により、集合住宅でのEV利用の利便性を高める。また、小型で省スペースなコンセントのため、スペースに制約のある機械式駐車場などでも導入しやすくなる。サービスには、6月に資本業務提携を結んだユビ電のEV充電サービス「WeCharge」のシステム基盤を活用する。
同社は、充電設備の共用利用が一般的な集合住宅では、充電のための移動や順番待ちの発生など、EVユーザーの利便性の低さがEV普及に向けた課題となっていると指摘。
EVrestでは、遠隔制御ユニットやQRコード、スマートフォンアプリを用いて、認証・計測機能がない充電設備でも、個別の充電実績管理を可能にした。EVユーザーが契約している駐車スペースに専用の充電設備を設置すれば、充電のための移動や順番待ちがなくなり、利便性が高くなる。
料金体系は、充電量に応じて複数のプランから選択できる。都度課金の「Basic」から、310kWh相当まで定額、月に2,325km走行(目安)できる「Super Long」(8,800円/月)まで、5段階のプランを用意する。
居住する集合住宅に充電環境が整っていない場合、東京ガスが、駐車場や電気容量の状況、充電設備の設置数や場所などの要望を踏まえ、管理組合や集合住宅のオーナーに、最適な充電設備を提案し、補助金制度や電気代の受益者負担の仕組みなども説明する。導入時に必要な手続きについてもサポートする。
サービスの提供は関東エリアから始め、順次拡大する予定。商業施設や宿泊施設、公共施設での導入も可能で、今後様々な施設での展開を目指す。