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Dropbox、テレワークでの動画編集を効率化する「Replay」
2021年10月22日 12:33
Dropbox Japanは、フィードバックの収集、管理、対応が1か所でできる動画コラボレーション ツール「Dropbox Replay」のベータ版を公開した。Dropboxアカウントを持っていれば無料で利用できる。
テレワークなどの普及により、チームメンバーが分散して仕事をするケースが増加し、大容量ファイルや多様なファイル形式を扱う場合には課題がある。Dropbox Replayは、Dropbox で行なっている動画の保存や共有のワークフローに組み込める動画コラボレーション ツールで、動画に対するフィードバックの収集、管理、対応の作業を1か所に集約できる。
Dropboxやパソコン上の動画を追加して、高画質な再生機能を備えたプロ仕様のプレーヤーで視聴可能。チーム メンバーやクライアントと簡単に動画を共有でき、共有相手はDropboxアカウントを持っている必要が無い。ワンクリックでリンクを作成し、人数制限なしで共有できる。フレーム単位でコメントや注釈を残すことができ、レビュー担当者の指摘対象を正確に把握できる。
ライブ レビュー機能により、試写室をバーチャルに再現することも可能、ビデオ通話の不安定な再生に悩まされることがない。参加者の間で同期しながら動画を再生でき、全員が同じ場面を同じタイミングで視聴できる。
Replayでのコメントは動画の各バージョンとともに保存され、フィードバックを後から確認できる。またフィードバックの内容が相反している場合はコメント スレッドの中で解決でき、解決済みのフィードバックにマークを付けることで対処漏れをなくすことができる。
また、Adobe Premiere Pro、LumaFusion、DaVinci Resolve(近日対応)など各種編集ツールとの連携も可能。動画のアップロードやフィードバックの確認を、さまざまな編集ツールから直接実行できるため、作業によってアプリを切り替える必要がない。
進捗管理機能としては、プロジェクト フォルダによって目的のファイルを見つけやすくできる。Replayのリンクを関係者に共有し、承認を求めることも可能。メール添付ファイルのサイズ制限に合わせて圧縮版をエクスポートする等の作業が不要になる。ステータスを設定すれば、レビューが必要なのか、作業が進行中なのか、承認が済んだのかが一目で確認できる。過去のバージョンを管理しながら、新しいバージョンのアップロードが可能。