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マスクをせずに飛沫を防ぐ「提灯会食」。星のや東京
2021年10月14日 18:54
星野リゾートは星のや東京において、withコロナ時代に提案するニューノーマル会食「東京・提灯(ちょうちん)会食」の提供を10月13日に開始した。新たに開発した提灯型パーテーションにより、マスクを外しての会話中の飛沫を防ぐ。会場代は1組30,000円(サービス料込)、コースは1名21,780円(同)で、定員は1日1組。
コロナに対する感染対策として推奨されている「マスク会食」には、マスクの着脱の手間、相手の表情が読み取れない、相手の考えや反応が分からないなどの問題があるとする。これを解決するため、星のや東京は特注の提灯型パーテーションを開発。パーテーションの中に入ることで、飛沫を防ぎながら、気兼ねなく食事や会話を楽しめるとしている。
提灯型パーテーションの作製は、江戸寛政年間創業の京都にある提灯の老舗「小嶋商店」。骨組みから絵付けまで職人が作り上げている。
提灯の前方の一部を0.15mmの薄い透明のビニール製にすることで、顔を見ながら声を遮られず会話が可能。後方は通気できるよう空いている。提灯の中には、中に入る人の顔と料理を照らす電球を装備。提灯ならではの伸縮性により、自由に出入りができる点も特徴とする。サイズは直径75cm、高さ102cm。
提灯型パーテーションが設置された会場は約40m2の個室。星のや東京のダイニングでは通常、宿泊者のみ予約を受け付けているが、東京・提灯会食に限り宿泊者が外来者を招待できる。
東京・提灯会食で提供するコースは、「Nipponキュイジーヌ ~発酵~」。利用には、5日前までの予約が必要。星のや東京の所在地は東京都千代田区大手町一丁目9番1。