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AOKI、「パジャマスーツ」で年間売上100億円へ。ラインアップは10倍

AOKIは、自宅で仕事をするという新生活様式をターゲットとして2020年11月に発売した「パジャマスーツ」で、年間売上100億円を目指すことを発表。目標に向け、ラインアップを前年の10倍に拡大する。

パジャマスーツは、「パジャマ以上、おしゃれ着未満」をコンセプトとし、パジャマの「リラックス感」とスーツの「きちんと感」を兼ね備えた商品。自宅でくつろぎながらも、仕事の時はきちんとしたいというニーズに応える。11月に迎える発売1周年を前に、販売数は3万着を突破している。

2020年のメンズスーツの小売市場規模は、リモートワークの定着により3割減少しているという。こういった状況に対応すべく、AOKIでは全国600店舗の来店客へのヒアリングによりニーズを調査。定性的データ(客の声)と定量的データ(購買データ)を掛け合わせ、パジャマスーツの商品化につなげた。

パジャマスーツは、ストレッチ性の高さ、着心地の良さ、きちんと感のある見た目の3つを特徴とし、オンライン会議などにも対応できるリモートワーク用のウェアとして開発。購入者を対象としたアンケート調査では約8割が「オフィスやテレワークで着用する」と回答した。

一方で、同じく約8割がリモートワークに限らず「おでかけ着(旅行含む)や近場の外出着として利用する」と回答しており、幅広いシーンで利用されていることが判明。この点に着目し、仕事だけではなく、旅行、おでかけ、カフェ、ゴルフ等、24時間365日シーンレスで着用できるウェアとしての提案強化を掲げ、今季はラインアップを前年比約10倍に拡大する。


    パジャマスーツ ラインアップ
  • エアジャージー素材パジャマスーツ(ジャケット・ボトム 各5,489円)
  • 抗ウイルスジャージー素材パジャマスーツ(ジャケット・ボトム 各5,489円)
  • メランジジャージー素材パジャマスーツ(ジャケット・ボトム 各5,489円)
  • ミラノリブ素材パジャマスーツ(ジャケット 8,789円、ボトム 7,689円)
  • デニムルック素材パジャマスーツ(ジャケット・ボトム 各5,489円)
  • ツイルジャージー素材パジャマスーツ(ジャケット・ボトム 各5,489円)
  • エアジャージー素材パジャマスーツ(レディース)(ジャケット・ボトム 各5,390円)

ビジネスシーンに加え、カジュアルシーンでも利用される商品を開発することで、3年を目途に売上高100億円を目指す。そのために、パジャマスーツでは初のテレビCMや、デジタル媒体を活用した広告など、全国の幅広い年代への認知を図る。

またAOKIはベルギーサッカー1部リーグ「シント=トロイデンVV(STVV)」のオフィシャルスーツサプライヤーとして協賛し、選手・スタッフへオフィシャルスーツの提供を行なっているが、2021年にはパジャマスーツを提供した。オンラインショップでは、「STVVエンブレム」をジャケットの左腕にあしらったミラノリブ素材パジャマスーツを、数量限定で販売する。価格はジャケットが8,789円、ボトムが7,689円。

(中央)AOKIホールディングス 代表取締役社長 青木彰宏氏、(中央左)マイムアーティスト が~まるちょばさん
発表会ではが~まるちょばさんが、パジャマスーツを着用してのパントマイムを披露した