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スマートになった「JINS MEME」。姿勢や集中力をセルフチェック
2021年10月6日 13:41
ジンズは、眼球の動きなどを検出することで身体の状態を知ることができる「JINS MEME(ジンズ ミーム)」の新モデルを10月14日より発売する。価格は19,800円で、月額利用料1年分が含まれる。
2015年11月に発売されたモデルを、小型化。新たなスマートフォンアプリにも対応し、「ココロとカラダのセルフケアメガネ」として一新した。
従来はメガネのノーズパッド周りや、テンプルエンドなどにセンサーやバッテリなどの部品を内蔵しており、特にテンプルエンド部分が太くなるなどの課題があった。今回のモデルでは、全ての電子部品をノーズパッドにある「コア」部分に集約することで、一般的なメガネに近い外観を実現した。
3点式眼電位センサー(特許取得済)により、まばたきと視線移動を検出。まばたきの強さと速度、間隔や、視線移動の速さから脳の状態を独自のAIで分析する。
6軸モーションセンサー(3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサー)も内蔵し、身体の傾きを検出。姿勢が前屈みになっていたり、左右に曲がっていたりすると、検出する。
専用アプリ「JINS MEME App」では、これらの情報を元に「BODY(カラダ)」「MIND(ココロ)」「BRAIN(集中)」の状態を可視化。前傾姿勢など、姿勢が悪くなっている状態を通知し、すぐに行なえるストレッチを案内したり、作業への集中力や、気持ちの乱れなどを検出し、必要であれば瞑想してこころを「整える」アドバイスをする。計測結果はレポートとして週ごと、月ごとで集計し、自分の状態を把握できる。
JINS店舗やJINSオンラインショップなどで販売し、価格は19,800円。Amazonでは、ブルーライトカットレンズ付きの「JINS MEME+JINS SCREEN Kit(度なしレンズ)」を23,100円で販売する。
アプリ利用には月額料金が必要で、サブスクリプションサービスの提供は同社初。購入時に1年分(5,000円)の利用料が含まれ、2年以降使用する場合は、月額500円または年額5,000円が必要。
従来モデルは2モデルのみの展開だったが、今回はメガネタイプ4型8種、サングラスタイプ2型4種の全12種類をラインナップする。バッテリー駆動時間はアクティブモードで最大24時間、スリープモードで約2週間。重量はモデルによって異なり、21gから26g。
この他、新規事業などの開発を行なうプロジェクト「JINS MEME LAB」が始動。第1弾としてJINS MEME着用者の動きをAR合成するiOS用スマートフォンアプリ「VTUNER(ヴイチューナー)」を11月下旬に公開。カメラによるモーションキャプチャが不要で、JINS MEME着用者の動きを反映したアバター動画を作ることができる。
第2弾としては、JINS MEMEで検出した頭の動きや瞬きなどでPCやスマートフォンを操作する「JINS MEME CONTROLLER」を開発中。手の動きによるPCやスマホ操作が困難な人でも、JINS MEMEによって操作を可能にする。
「まるでお母さんのよう」とサカナクション 山口さん
発表会では、CMにも出演し、実際にJINS MEMEを使用しながら楽曲作成も行なっているサカナクションの山口一郎さんが登壇。JINS MEMEを使ってみて、自分の姿勢の悪さに初めて気付かされたという。また、JINS MEMEは「姿勢が悪い、疲れているよ」といつも教えてくれる「お母さんみたいだ」という印象だそうだ。同時に、「孤独な楽曲の制作中に寄り添って、一緒に戦ってくれる仲間のようでもあり、メガネに対してそんな気持ちは抱いたことがない」とも語った。
