シャープ、非接触で操作できるディスプレイ。手袋でも反応

シャープは、ディスプレイに触れずに操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発した。各種端末やデジタルサイネージのタッチレス操作を実現し、高まる非接触ニーズに対応する。

静電容量方式のタッチパネルを採用。新開発の高感度タッチコントローラーにより、ディスプレイの表面から最大約5cm離れた位置にある指を高精度で検知。ディスプレイに直接触れることなく、指を浮かせた状態で操作できる。素材や厚さによるが、手袋をした指にも反応する。

設置は横向きのほか、縦向きや斜め置き(上向き0～20度、45度)に対応。ディスプレイの表現力を活かし、画面上に操作ガイドを表示したり、指を検知したら効果音を鳴らしたりすることで、直感的なユーザーインターフェースを実現する。

サイズは、15インチ～55インチ程度と幅広く展開可能。店舗のセルフオーダー端末や公共施設・商業施設の受付端末や案内用デジタルサイネージなどに搭載することで、さまざまなシーンでの非接触ニーズに応える。

このほか、高い水準の衛生管理が求められる食品・薬品工場や、手に油や汚れが付着しやすい生産現場などで使用する機器にも応用できる。

10月19日～22日に開催される「CEATEC 2021 ONLINE」に出展予定。 飲食店やショッピングモールなどにおける活用を提案する。