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吉野家、店舗外の牛丼販売を拡大、ウエルシア34店に
2021年10月1日 12:47
吉野家は、ドラッグストア「ウエルシア薬局」の弁当コーナーで牛丼を販売する取り組みを本格化させる。また史上最大ボリュームとうたうスタミナ超特盛丼は内容をパワーアップして販売を開始した。
10月1日から関東を中心にウエルシアの20店舗で新たに吉野家の牛丼弁当の販売を開始、合計34店舗のウエルシアで牛丼の販売を行なう。年内には、牛丼を取り扱うウエルシアは約50店舗に拡大する見込み。
吉野家の店舗で作った牛丼を近隣のウエルシアに納品、ウエルシア店舗内の弁当・惣菜コーナーで販売する取り組みは、2020年6月からサツドラを含む一部店舗で実験的に開始しており、ランチタイムを中心に一定の需要が確認できたという。吉野家の店舗においては、早朝の閑散時間帯を使って商品を製造するため生産性の向上に大きく寄与したとしており、今後も吉野家以外で牛丼を販売する店舗の拡大を検討、新たなビジネスモデルとして本格始動させる。
スタミナ超特盛丼がパワーアップ
吉野家ではまた、9月30日から全国の吉野家で、パワーアップした「スタミナ超特盛丼」の販売を開始している。価格は877円。テイクアウトも可能。
スタミナ超特盛丼は、大盛ご飯の上に、にんにく特製たれで味付けした牛カルビ・豚肉・鶏肉が全部のせになっており、別小鉢で提供される玉子を加えて食べる商品。肉の総量は牛丼並盛の3倍超という吉野家史上最大ボリュームの商品になっている。
“パワーアップ”により、肉に絡めるにんにく特製たれには、粒状フライドガーリックやローストガーリックオイルが追加、にんにくペーストも増量される。トッピングのフライドガーリックは食べるラー油に変更され、風味と辛味を加えた。
さらに、これまで販売していたスタミナ超特盛丼では、ご飯を単品で追加注文する人が多かったことから、今回のパワーアップ版では「追い飯」が最初から付く仕様になった。「追い飯」のボリュームは、通常のご飯茶碗一杯分。余った肉に投入して一緒に食べる、玉子かけご飯にしてスタミナ超特盛丼をおかずに食べるなど、好みのスタイルで食べられるとしている。
これらにより、スタミナ超特盛丼の総カロリーは、パワーアップ前の1,665キロカロリーから2,000キロカロリー超となり、吉野家史上最大ボリュームを更新した。なお、価格は据え置かれている。