Clubhouse機能拡充。ルームの30秒クリップを共有など

Clubhouseは10月1日、ルーム検索を強化した「Universal Search」や、30秒間のクリップを作成・共有する「Clips」、ルームを録音し、アーカイブとして共有できる「Replay」やAndroidでの空間オーディオ提供など、複数の機能を拡充した。このうちReplayは近日中に提供予定で、Clipsは一部のユーザー向けのベータ版での提供となっている。ほかの機能は1日より提供を開始している。

Universal Searchでは、クリエイター、クラブ、進行中のルーム、将来のイベントを検索できるようになった。

Universal Search

本機能により、Clubhouseを利用している友人や、ユーザーの趣味に関連するクラブやイベントを検索するのが簡単になる。iOSとAndroidで提供し、検索マークのある「Explore」から利用できる。

公開されているオープンルームの会話の30秒クリップを誰でも作成・共有することができるClipsは、1日よりベータ版として一部のクリエイターに提供される。

Clips

ルームを開始する際に、Clips機能を有効にするかどうか選択できる。オープンルームではデフォルトで有効だが、いつでも無効にできる。非公開のプライベートルーム、フォロワーだけに公開されるソーシャルルームではClipsは利用できない。

Clipsを有効にすると、ユーザーの画面にはさみのアイコンが表示され、タップすると過去30秒間の音声クリップを取得できる。クリップは、Instagram、TwitterなどのSNSで共有でき、カメラロールに保存して編集することも可能。

近日中に導入されるReplay機能では、ルームの開始時に有効・無効を選択でき、有効にするとそのルームが録音され、Clubhouse上のアーカイブとして検索できるようになり、どこでも自由にダウンロードして共有することが可能になる。今後、テストと開発を継続する。

また、Android版の空間オーディオは8月30日に提供されたiOS版に続くもので、空間のさまざまな場所から聞こえるように立体的な音空間を提供し、臨場感のある体験を可能にするという。

Clubhouseでは今後も継続的に新機能を追加し、より多くの日本のユーザーに利用してもらえるよう、アプリの日本語化やクリエイターの収益化機能の実装を予定しているという。すでに提供を開始している、音声通話中のテキストメッセージ「Backchannel」も好評を博し、累計で10億通の送信数を達成している。