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「次のバスは空いているか?」事前に分かるアプリ。ドコモと東急バス

2021年9月16日 16:44

NTTドコモと東急バスは、バス車内の混雑緩和を目的とした実証実験用アプリ「バス快適乗車案内」を9月16日から12月23日まで提供する。東京都と神奈川県の東急バスの一部路線に乗車するアプリ利用者へ、混雑回避を促すことで、車内混雑の平準化を目指す。

バス停で、すぐに乗れるバスを見送れば混雑度の低い「おすすめバス」が数分で到着すると見込まれる場合、プッシュ通知で利用者のスマートフォンに通知するアプリ。通知に従ってバスの乗車を見送ると、dポイント(期間・用途限定)が進呈される。

「おすすめバス」の案内には、ドコモが実用化の検討を進めている行動経済学「ナッジ」を活用。利用者の潜在ニーズに働き掛けることで、混雑を避け、少しでも快適にバス移動ができるよう後押しする。

3月に実施していた実証実験の第1弾では、バス停のデジタルサイネージへメッセージを配信していたが、今回はアプリでメッセージを配信するため、より高い混雑緩和効果が期待されるという。将来は、車内混雑が予想される時間帯に、周辺施設へ来店を促すメッセージ発信も計画している。

さらに、本アプリでは東急バスが保有するリアルタイム運行情報により、バス停への接近情報や、バス車内の混雑状況もリアルタイムで把握が可能になる。

おすすめバスの通知を受けるには、ダウンロードしたアプリから「おすすめバス案内あり」と記載された対象バス停を事前登録しておく。対象のバス停に立ち寄ると、混雑度が低いバスが到着する場合、通知が入る。

提供エリアは下記の通り。

【東急バスの一部路線】