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海沿いを周遊できる電動キックボードシェア、三浦海岸で開始
2021年9月9日 19:39
京浜急行電鉄とサンオータスは、三浦市内2拠点で電動キックボードのシェアリングサービスを、9月11日に開始する。利用料金は30分毎500円。
ポートは、三浦海岸駅前と油壺観潮荘の2カ所に設置。それぞれ三浦レンタカー(神奈川県三浦市南下浦上宮田1486-2)、ホテル京急油壺 観潮荘 フロント(三浦市三崎町小網代1152)にて受け付ける。貸出台数は各4台で、今後増設を検討。また三崎港エリアにも10月中にポートを設置する予定で、京急オフィシャルサイト「KEIKYU WEB」にて後日詳細を告知する。
走行可能範囲は三浦市内の所定エリアで、徒歩やバスではアクセスしにくい三浦半島の東側エリアや三浦海岸線沿い、油壺から三崎港に向かう西海岸線などを周遊できる。走行可能範囲から出ると自動的に電源が切れ、走行可能範囲に戻ると、再び電源が入る。
レンタル時は専用アプリ「Segway Pass」を使用。18歳以上が利用できる。決済はクレジットカードのみで、利用時間から料金を自動で算出して決済される。
受付場所では運転免許証(原付1種)の確認、検知器を使用したアルコールチェックを実施。確認完了後にヘルメット貸出を受ける。その後、Segway PassでハンドルバーにあるQRコードをスキャン。充電を確認した上で貸渡利用規約に同意してロックを解除し、利用する。返却は開始時と同じパーキングステーションに戻り、アプリ内の「トリップを終了」ボタンをタップする。
貸出時間は4月から10月が9時から18時、11月から3月が9時から17時で、最終受付は貸出終了時間の1時間前。悪天候時は休止。
今回のサービスは、観光型MaaS「三浦Cocoon」のモビリティ拠点整備プログラム「Cocoonモビリティパッケージ」に基づくもので、サンオータスと京急電鉄が3月に締結した「三浦半島における地域資源を活用した観光活性化に関する連携協定」から企画した。横須賀エリアでは4月から、観音崎京急ホテルと横須賀中央駅前にてシェアリングが開始されている。今後も三浦半島に電動キックボードのポートを増やし、広域観光の強化を目指す。
なお電動キックボードは1人乗りの原動機付自転車という位置づけで、道路交通法の順守、ヘルメット着用、車道走行が必須となる。歩道、自転車専用道の走行は不可。