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Google WorkSpace、チーム作業を“Space”に集約。Meetハードウェアも
2021年9月9日 13:00
Googleは8日(米国時間)、GmailやGoogle ドキュメント、カレンダーなどを含む「Google Workspace」の新機能やハードウェア対応の強化を発表した。チャットルームを「Space」に改めチームコラボレーションの中心として利用できるようにする。
Spaceでは、カレンダー、ドライブ、Docs、Sheets、Slides、Meet、Tasksなどを密に統合し、トピックごとのディスカッションやアイデアの共有、プロジェクトの推進などに活用できるとする。10人のチームで「2022年のロードマップ」を立てたり、1,000人の「全社一斉会議」でも、メールのやり取りやビデオ会議の予定を入れず、チームがSpacesに集まってプロジェクトやトピックを進められるという。
Spaceでは、ドキュメントの共同作業やアイデアの共有、タスク管理などを一カ所にまとめられ、チームメンバーは自分の都合の良い時に、会話の履歴や文脈、コンテンツを確認しながら作業を進められる。
また、今後ナビゲーションの改善や、検索機能の強化などを行なうほか、スレッドで議論を行なえる「インライン・トピック・スレッディング」などに対応する。
ミーティングのスケジューリングも強化。リアルかGoogle Meetのバーチャル参加かをわかりやすく表示するほか、Googleカレンダーで勤務日の場所を設定できる。これにより、対面での出席者とバーチャルの出席者の組み合わせを把握しやすくしている。
また、Gmailアプリから1:1のビデオ通話を行なう「Google Meet calling」なども追加する。
Google Meetと会議室を併用する場合に、会議室参加者がプレゼンテーションを見やすくする「コンパニオンモード」も11月から順次開始。自分のデバイスでプレゼンテーションを共有したり、プレゼンテーションを間近で見たり、チャットやホワイトボードにアクセスしたりしやすくする。
加えて、会議の充実のための「Google Meetハードウェア」も強化。27型のディスプレイを備え、オフィスや家庭で使える「Series One Desk 27」と、65型4Kディスプレイの「Series One Board 65」などを発表。Avocorとのパートナーシップにより開発し、Jamboardアプリを使ったコラボレーション機能も備えている。
また、サードパーティによるGoogle Meetのハードウェアも発表された。Logitec(日本ではロジクール)は、小・中規模の会議室向けの「Logitech Rally Bar Mini」と「Rally Bar for Google Meet」を発表。Appcessoriはモバイルデバイス用スピーカードック「Rayz Rally Pro」を発表、Google Meetを自動的に起動し、モバイルデバイスからのオーディオ体験を向上できるという。
また、シスコのビデオ会議サービス「Webex」との連携を強化。今後、WebexハードウェアでGoogle Meetミーティングを起動したり、Google MeetハードウェアでWebexミーティングを起動したりできるようになる予定。