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Instagram、「認証バッジ」申請を改良。より高い透明性
2021年9月6日 17:34
Instagramは、InstagramとFacebookの認証バッジ申請プロセスについて、過去数カ月間にわたりアップデートを行なった。
認証バッジは、アカウントが名乗る企業名や芸能人名が本物であることを示すための手段で、ファンによるアカウントか、なりすましアカウントではないか、などを利用者が判別できるようにするもの。ただし、Facebookが推奨するアカウントというわけではなく、重要性を示すものでもないとしている。
Facebookでは、過去数カ月の間に、利用者がより簡単に認証バッジを申請できるよう、InstagramとFacebookアプリ内に表示される申請フォームを更新した。申請に必要な情報や提出物を理解しやすくしたほか、認証要件について透明性を高めることを目的としているという。認証に必要な要件はFacebookとInstagramともに共通。
認証バッジ取得には、利用規約とガイドラインに従うほか、下記の申請要件を満たす必要がある。
- 実在の個人または登記されているビジネスや団体を表すこと
- 個人またはビジネスを表す唯一のアカウントであること。知名度のあるペットや出版物なども対象
- 個人やビジネスごとに認証バッジを取得できるアカウントは1つのみ。ただし、言語別のアカウントは例外
- 公開アカウントであり、自己紹介文とプロフィール写真、少なくとも1件の投稿があること
- 広く知られており、よく検索される個人、ブランド、団体を表すアカウントであること
Facebookが複数のニュースソースを確認し、アカウントに知名度があることを確認して認証バッジが付与される。ただし、有料またはプロモーションコンテンツはニュースソースにならない。また、今回のアップデートにより、申請者が自信のフォロワーに関する情報や、自身が注目を集めている地域の情報を共有できるようになったほか、最大5つのニュース記事を追加できるようになった。
認証バッジを取得しても、コンテンツがシステム上で優遇されたり、アプリ内で表示される順番が変わったりすることはない。審査では、信頼できる報道機関などの情報を元に影響力を精査し、特定のコミュニティで話題になっているかどうか、バイラル化して注目を集めたかどうか、なども根拠にしているという。
なお、認証済みアカウントは、セキュリティ上のリスクも高くなるとし、ハッカーによるアカウントの乗っ取りなどの被害に遭う可能性があるため、二段階認証の設定を推奨している。また、一度認証されたアカウントは、アカウント名を変更したり、認証バッジを別のアカウントへ移すことなどはできない。