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セリフだけで漫画の“ネーム”が作れる。ジャンプ+の「World Maker」

World Maker

集英社の「少年ジャンプ+」編集部とカヤックは、セリフを用意するだけで漫画のネーム(ラフ)が作れるスマートフォン専用のWebサービス「World Maker」(ワールドメーカー)を発表した。利用は無料。9月8日からクローズドベータを開始する予定で、500名の参加者を8月27日から募集する。9月22日にはオープンベータとして誰でも利用できるようになる予定。

World Makerは、セリフと脚本を自分で用意すれば、全く絵を描かなくても漫画のネーム(セリフや構図を含めたラフ)を制作できるというサービス。具体的には、セリフやあらすじを入力すると自動でコマ割りが出来上がり、好みのコマ割りを選択できるほか、背景やキャラクター、オノマトペなどを約60万点の素材の中から選んで自由に配置できる。完成したネームはSNSなどで公開でき、反響を楽しんだり編集部からのコメントを得たりできる。

使用できる素材は、キャラクターが髪型やポーズ、表情、アングルなどを含め578,550点を用意。ほかにも、ふきだしが33点、オノマトペが179点、トーンや集中線などの効果が42点、漫画記号が42点、背景が63点となっている。また、「いらすとや」の約16,000点の素材も用意される。スマートフォンで撮影した写真を背景に使うこともできる。

ベータ版の提供を記念してコンテスト「第1回 World Maker ネーム大賞」も実施される。3つのテーマから選択して、World Makerで作った1~4ページのマンガネームを応募できる。応募期間は10月8日まで。大賞(2作品)は賞金30万円で、漫画家(宇佐崎しろ、大石浩二)に作画をしてもらえる権利と「少年ジャンプ+」への掲載が付与される。ほか優秀賞として10名にAmazonギフト券5,000円分が進呈される。