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無印の防災セットリニューアル。”着るバッグ”コートも
2021年8月27日 09:10
良品計画は、「無印良品」の防災用品をリニューアルする。新商品も追加するほか、法人向けの販売や防災イベントの開催、社員などによる災害ボランティア参加の支援制度も開始する。
無印良品では災害時に役立つ商品のセットを「いつものもしも」シリーズとしてラインナップしている。このシリーズ3種類がリニューアルされ、一部は値下げされる。
「いつものもしも 携帯セット」は1,690円から990円に値下げ。もしもの時に備えるはじめの一歩のための製品で、パッケージは災害時にエチケット袋として利用でき、普段は同梱のケースに入れて携帯できる。
「いつものもしも 持ち出しセット」は3,990円。外出や旅行時に使えて、もしもの時は家からの避難に役立つ内容。内容物が濡れにくい、持ち手付きのパッケージになっている。
「いつものもしも 備えるセット」は5,490円。屋外での活動に使えるセットで、もしもの時に自宅で過ごすのに役立つ内容。パッケージは、収納しやすい蓋付きのファイルボックス型に変更、無印の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ」と同じ高さで、一緒に収納しやすくした。
新商品の「いつものもしも ハンカチ」は490円で8月27日発売。上記の「いつものもしも」セットのいずれにも含まれるハンカチを単品販売するもの。緊急時に役立つハンカチの活用法がイラスト入りで分かりやすく描かれている。
同じく新商品の「いつものもしも 着るバッグ 11ポケットコート」は、6,990円で9月1日発売。一部店舗での販売となる。様々なモノを入れて持ち運べ、11個のポケットを装備する「着るバッグ」。寒さをしのぎたいとき用の機能として、新聞紙などを丸めて入れることも可能。一部にレスキューカラーを使い、裏面での着用も可能なリバーシブル仕様。直接の接触を避ける長めの袖や、水を弾く撥水素材を使うなど、体を保護する工夫がこらされている。
このほか、会社や学校、集合住宅、コミュニティスペースなどでの防災シーンを提案する法人向けサービスもスタート。主に避難所向けの、ダンボール製の組み立て式簡易ベッドを全国23店舗で展示、法人向け販売を検討する。
無印良品の店舗では、9月中、防災関連商品の紹介やユーザー参加型イベントなど、様々な取り組みを予定する。10月以降も11日~17日の週に防災関連の情報発信を行なっていく。
無印良品の社員や従業員に対しては、災害ボランティア制度をスタートさせ、研修や参加時の特別有給休暇の付与などを実施、災害ボランティアへの参加を支援する体制を整える。