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DNP、マイナンバー顔写真をアクリル越しで撮影可能に

大日本印刷と、グループ会社のDNPアイディーシステムは、新型コロナ対策として自治体窓口でのマイナンバーカード申請用顔写真を、アクリル板越しで撮影できる機能を開発した。オンライン申請補助端末「マイナ・アシスト2」に搭載する。

両社は2019年からDNPマイナンバーカードオンライン申請補助端末「マイナ・アシスト」を自治体へ提供し、約1,000台が稼働中。紙での申請に比べ、約1/3の時間で申請が可能で大幅に時間の削減が可能になったという。しかし、コロナ禍において、感染防止策として透明なアクリル板を間に置いて申請受付を行なうことが多く、顔写真撮影時には、アクリル板を取り外して撮影する必要があったため、自治体からは感染リスクを低減したいという要望があった。

これに対応するため、外付けカメラに対応するアプリケーションを開発。申請者の前に外付けカメラを設置することで、アクリル板を取り外さずに撮影が可能になった。タブレット端末上の管理者画面に当日の申請件数を表示し、日々の報告業務の効率化が図れる機能も追加している。

今後は、マイナ・アシストを自治体だけでなく、企業・団体等にも展開。マイナンバーカードの取得促進と、関連業務の効率化を支援し、2025年までに累計10億円の売上を目指す。