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シチズン、海洋プラスチックごみのリサイクル素材で作った腕時計
2021年8月20日 08:00
シチズン時計は、地球環境や人に配慮し、地球をイメージした腕時計のシリーズ「CITIZEN L/Ambiluna」(シチズン エル アンビリュナ)の新作3モデルを9月2日に発売する。ソーラー発電のクオーツ式腕時計で、価格は42,900円、限定モデルが49,500円。
合成ダイヤモンド「ラボグロウン・ダイヤモンド」を使用した、地球の美しさがテーマの「Ambiluna」の新モデル。水をイメージしたモデルと、鉱石をイメージしたホワイトとブラックの限定2モデルをラインナップする。ホワイトモデルは世界限定200本、ブラックモデルは世界限定500本。
水をイメージしたモデル(EG7098-15L)は、すでにラインナップしている、地、火、風をイメージしたモデルに続くもの。ダイヤルの12時位置には、化学組成、硬度、輝度が天然ダイヤモンドとまったく同じ合成ダイヤモンド「ラボグロウン・ダイヤモンド」が配されており、RJC(Responsible Jewelry Council、責任あるジュエリー協議会)の認証を取得しているスワロフスキー製「スワロフスキークリエイテッドダイヤモンド」が採用されている。
バンドは、ビーチの清掃活動で回収したペットボトルなどのリサイクル繊維を編み込んだバンドを採用し、地球環境に配慮した素材になっている。テキスタイルはダークネイビーの梨地織りで仕上げられ、柔らかな着け心地と、合成皮革と同等の耐久性を実現している。
ケースは軽く肌に優しいシチズン独自のチタン素材「スーパーチタニウム」を採用、硬化処理のデュラテクトも施される。ラグは12時側が長く、ケースが手前にオフセットされるアシンメトリー形状。また手首に沿うカーブを施すことで装着感を高めた。
限定2モデルは鉱石をイメージしたデザインを採用する。鉱石の虹色を表現したダイヤルで、ホワイトのモデル(EG7099-12A)と、ブラックのモデル(EG7097-18E)がラインナップされる。
合成ダイヤモンドの配置は共通で、どちらもラグには鉱石をイメージした模様がレーザー彫刻で刻印される。ホワイトモデルのバンドには、パイナップルの葉をリサイクルして作られた素材の「Piñatex」(ピニャテックス)製バンド(パイナップルレザー)を採用。ブラックモデルのバンドは、回収されたペットボトルや衣料品からリサイクルした繊維の「ECOPET」(エコペット)製バンドになっている。
3モデル共通で、ムーブメントは光発電エコ・ドライブの「Cal.G620」を搭載。精度は月差±15秒。ケースの防水性能は5気圧防水。風防はサファイアガラス。ケース径は31mm、厚さは6mm。CO2排出量は8.3kgとしている。