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au ホームルーター 5G、8月6日発売
2021年8月5日 14:02
KDDI、沖縄セルラーは、自宅に設置して利用する「au ホームルーター 5G」の対応モデルとして、「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」を8月6日に発売する。対応する料金プラン「ホームルータープラン 5G」も同時に提供を開始する。
「Speed Wi-Fi HOME 5G L11 ZTR01」は、au初の5G対応のホームルーター。回線工事不要で、自宅のコンセントにつなぐだけでインターネットを利用できるようになる。室内側はWi-Fi 6やWPA3に対応し、高速でセキュアな環境を実現する。専用のスマートフォンアプリ「ZTELink JP」を使用すれば、データ通信量や電波状態の確認、機器の設定を行なえる。製造はZTE。
WAN側の通信規格は5G(sub6/NR化)、4G LTE、WiMAX 2+をサポート。受信時最大2.7Gbpsに対応。送信速度は最大183Mbps。LAN側はIEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax。Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)をサポートしており、5GHz帯で最大1,201Mbps、2.4GHz帯で最大574Mbpsに対応する。有線LANは最大1,000Mbps。同時接続台数はWi-Fiが30台、有線LANは2ポート搭載で2台。
電源はACアダプター。本体サイズは約70×182×124mm、重さは約599g。
au網も30GBまで利用できる「ホームルータープラン 5G」
料金プランのホームルータープラン 5Gは、月額5,170円。25カ月間は5Gルーター割として550円引きになり、月額4,620円で利用できる。なお、本料金プランは契約住所のみで利用できる。
「スタンダードモード」は、UQ WiMAXのエリアで利用するモードで、一部の5Gと4G LTE、WiMAX 2+エリアが対応し、月間のデータ容量の上限なく利用が可能。
「プラスエリアモード」は、auの5G/4G LTEエリアが利用できるモード。月間30GBまでは、別途申し込み不要で、無料で利用できる。超過時の通信速度は128kbpsになる。月間で30GBを超えて利用する場合、エクストラオプション(2GBごとに2,750円)を申し込むことが可能。
利用する場所がどの通信サービスのエリアかは、auが公開している「Wi-Fiルーターのサービスエリア」のページで確認可能。地図右上に表示されるモード選択ボタンにて、「5G対応 スタンダードモード」「5G対応 プラスエリアモード」を切り替えることで確認できる。プラスエリアモードは山間部のエリアが広いなどの違いがある。
料金プランの契約事務手数料は3,300円。このほか毎月のユニバーサルサービス料や電話リレーサービス料などが必要。2年契約などの複数年契約は設定されていない。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は、au版とUQ版の2種類が存在するが、料金プランについてはそれぞれで異なる。2社は製品と料金プランを5月17日に発表、当初は6月4日発売と案内していたが、au版のみ料金プランの見直しで発売が延期されていた。
具体的には、プラスエリアモードでの月間のデータ容量の上限が15GBから30GBに拡大されたほか、固定回線の契約といった条件が撤廃された。
このほか、2022年の秋から最大通信速度が下がるWiMAX 2+のサービスに関連し、対応の4Gルーターからの移行については、プラン変更にかかる手数料(3,300円)を不要とする施策も実施される。