ニュース

ヤフオクとPayPayフリマ、偽物出品対策パトロールを強化

ヤフーが運営するネットオークション「ヤフオク!」とフリマアプリ「PayPayフリマ」は、偽物出品対策のためのパトロールを強化した。

ヤフオク!とPayPayフリマでは、偽物出品対策として、ディープラーニングを活用した偽物出品検知AIの導入や、疑いのある商品のシステム検知および目視を行なう専門チームとの連携自動化などの対策を行なっているが、さらに説明が不十分な商品のパトロールを強化する。

また、出品者が意図せずにガイドラインに違反しないよう、出品の際に必要な情報を記載するよう啓発を進めていく。

ヤフオク!、PayPayフリマでは、権利を侵害する商品をガイドラインで「出品禁止物」と定めている。同時に、商品説明を十分に行なわないことについても「禁止行為」としている。商品情報が不十分な出品については、購入者にとって不利な情報が伏せられているケースがあるためで、パトロールにおいて、商品説明が不十分な商品を監視していく。

また、「偽物出品検知AI」による出品時検知や、不正傾向が類似する出品のシステム検知、パトロールの効率化、知的財産権保護プログラムなど権利元との連携なども実施している。

これらの偽物出品対策は、注力カテゴリを定めてパトロールを含めて実施しており、違反品として申告された件数も減少している。2021年上半期は2018年上半期に比べ「スポーツ・レジャー」カテゴリでは約34%減少、「ファッション」カテゴリでは約78%減少、「アクセサリー、時計」カテゴリでは約86%も減少するなど成果をあげているという。