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東京都「3D都市モデル」のWebビューアを公開。デジタルツインプロジェクト

東京都は7月29日、「デジタルツイン実現プロジェクト」のWebサイトと3Dビューア(β版)を公開した。

デジタルツインは、センサーなどから取得したデータをもとに、建物や道路などのインフラ、経済活動、人の流れなどの現実空間の要素を、サイバー空間上に「双子」のように再現したもの。東京都では、サイバー空間とフィジカル空間の融合によるデジタルツインを産学官一体で実現し、人口減少、人流・物流の変化などの課題解決を目指している。

Webサイト公開している3Dビューアは、東京都の様々な地点を「3D都市モデル」として確認できる。建物の3Dデータに加え、都バスや河川のリアルタイムデータ、避難所情報など、東京都が管理する多くのデータを取りまとめて重ねて表示できる。最新のChrome、Firefox、Edge、SafariなどのWebブラウザで利用可能。

またWebサイトでは、東京都の「デジタルツイン実現プロジェクト」の各種実証の詳細や有識者会議での検討状況などを公開している。

今後は、都内エリアの3D都市モデルや各種地理空間データを活用した実証実験を予定しており、「地下空間も含めたリアルタイム人流可視化」「地下埋設物の3D化による業務改善効果検証」「スマートフォンを活用した3Dマップ更新検証」などを2021年度中に実施予定。