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東急 田園都市線、地下区間5駅リニューアル。池尻大橋~用賀
2021年7月30日 18:40
東急電鉄は、「サステナブルな地下駅」を目指す田園都市線5駅リニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND」を開始。第1弾として7月30日に、駒沢大学駅リニューアル工事に着工する。
リニューアルを行なう5駅は、池尻大橋駅、三軒茶屋駅、駒沢大学駅、桜新町駅、用賀駅。鉄道の安全・安心向上を目的とする設備更新工事に伴うプロジェクトで、「脱炭素・循環型社会」の推進、地域とつながる駅空間「人、街、暮らしをつなげるプラットフォーム」の実現による、「サステナブルな地下駅」づくりを目指す。
プロジェクト名にある「Green」は、田園都市線の路線カラーで、「快適・安心」「スムーズ」「クリーン・サステナブル」「親しみが生まれる」「新しさがある」などの想いが込められているという。
駒沢大学駅のリニューアルでは、同駅のステーションカラーでもある緑色の壁面タイルや、床材などの既存材を最大限活かし、廃棄物削減を図る。
空調設備改修では、CO2排出量削減等の建築設備性能を確実に発揮するよう確認・検証・適正化するプロセス(コミッショニング)の導入や、設備を常時監視し故障の兆候が見られた時点で修理・更新する仕組み(CBM)の推進による効率的な運用を行なうとしている。これらの施策により、改修後にはCO2排出量を年間約260t削減できるという。
駒沢大学駅のリニューアルコンセプトは「UNDER THE PARK」。駒沢オリンピック公園の最寄り駅として、公園とともにあるライフスタイルをイメージしたデザインを取り入れる。
東口・西口に接続するビルや駅構内では、利便性向上と、街の魅力を活かした駅機能・サービスを導入し、地域に開かれた新たな駅のあり方の実現を目指す。
旅客トイレへのベビーカーと一緒に入れる個室の整備や、バリアフリー2ルート目となるび西側へのエレベーター新設など、駅設備・内外装の改修によるバリアフリーの拡充を図る。竣工は2024年夏予定。
なお田園都市線地下区間は、東急電鉄初の地下鉄である「新玉川線」として1977年に開業。開業後40年以上が経過している。