モスバーガー、遠隔操作ロボ「OriHime」が店内で働く実証実験

モスバーガーは、オリィ研究所と協力し、コミュニケーション機能と移動機能を持つ分身ロボット「OriHime Porter」を使い、外出困難なスタッフが遠隔操作で商品の運搬を行なう実証実験を7月28日から8月31日まで実施する。場所はモスバーガー大崎店。

自走式の分身ロボット「OriHime Porter」を実験導入し、パイロットが「OriHime Porter」を遠隔操作。OriHime Porterにより商品を店舗スタッフから受け取り、席で待つ客に移動しながら声をかけ、商品を運搬する。客が自分でレジ操作を行なう「アシストセルフレジ」を合わせて活用し、注文から商品の配膳まで、非接触ながらも人間同士のコミュニケーションを活かした接客が可能としている。

「OriHime」は、子育てや介護、身体障がいなどの社会的ハンディキャップにより外出困難な人の分身として、遠隔地からのコミュニケーションを可能にする分身ロボット。OriHime Porterは、OriHimeに自走機能を装備したもので、全長約130cm、商品が3段分配置できる設計となってる。

OriHime Porter

実験では、モスバーガー大崎店で平日14時から17時に「OriHime Porter」を1台設置。大崎店内の「OriHime 専用席」に着席した客に対し、商品を運搬する。期間中は10名のパイロットが操縦を担当。OriHime Porterに設置したタブレットにパイロットのプロフィールを掲示して、客とパイロットのスムーズな会話を促す。期間は7月28日から8月31日まで(8月13日から16日を除く)。モスバーガー大崎店の所在地は東京都品川区大崎2-1-1 ThinkPark Tower 2F。