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東京駅前で錦鯉が泳ぐ。「TOKYO TORCH 常盤橋タワー」開業
2021年7月21日 08:30
東京駅日本橋口前にて、「TOKYO TORCH 常盤橋タワー」が7月21日に開業する。ここでは、屋外空間に設置された「錦鯉が泳ぐ池」や、全店舗がテラス席を設ける飲食店の模様をお送りする。なお緊急事態宣言発出に伴い商業ゾーンは順次開業で、一部店舗では営業時間を短縮してのプレオープンとなる。
常盤橋タワーは三菱地所が開発を進める「TOKYO TORCH」の第1弾プロジェクトで、規模は地上38階・地下5階、高さ約212m。TOKYO TORCHは常盤橋タワーのほか、2027年度竣工予定の63階建て「Torch Tower」などにより構成される。
常盤橋タワーでは、地下1階から地上3階にて商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace」を展開し、高層階にはオフィスが入居する。
「TOKYO TORCH 常盤橋タワー」 “働く”を豊かにするデジタル技術
常盤橋タワーの前には、約7,000m2の東京駅前広場「TOKYO TORCH Park」を整備。日本全国の地域と連携し、国内外からの来訪者に向けて地域の魅力を発信する取り組みを行なう。
開業時には、新潟県小千谷市との協業による「錦鯉が泳ぐ池」を設置しており、小千谷市で市の魚と制定されている錦鯉を約50匹放流。池の周辺にはニッポン放送との協業によるパイプスピーカーを設置し、小千谷市の環境音が流れる居心地のよい広場を演出する。
そのほか、新潟県佐渡市との「佐渡島の金鉱石」、茨城県つくば市との「つくばの天然芝」、静岡県裾野市との「うるおいある緑化空間」を整備。また、デンマークを拠点に活動する遊具製作会社「MONSTRUM(モンストラム)」との協業による、鯉池アート遊具が設置されている。
全店舗にテラス席。屋外で飲食が楽しめるTOKYO TORCH Terrace
TOKYO TORCH Terraceは、地下1階から地上3階に展開。地上階の各飲食店にはTOKYO TORCH Parkを望むテラス席が備えられており、屋外で飲食を楽しめる。
「Tsubamesanjo Bit TOKYO」(1階)
「新潟に飲食店を求め、世界中から人が集まる街にする」をコンセプトとしたイタリアンレストラン。オーナーシェフの地元・燕三条の魅力を、厳選した食材とクラフトマンによるプロダクト・空間で体験できるとしている。
「魚と日本酒 羽田市場」(地下1階)
「超速鮮魚羽田市場」の新業態。全国から集めた魚介類を提供するとともに、様々な日本酒も取り揃える。
3階では、昼は就業者専用のカフェテリアラウンジ、夜はまちに開放するカフェテリアとして展開する「MY Shokudo」が8月中旬以降順次開業。地下1階にタリーズコーヒー、地下1階と3階にセブン‐イレブンが出店する。
そのほか、常盤橋タワーおよびTOKYO TORCH Parkの随所にアートを設置。アートキュレーションは、上海を中心に活動している現代美術・デザインの企画ユニット「コダマシーン(金澤韻+増井辰一郎)」がディレクションしている。
TOKYO TORCHの所在地は、東京都千代田区大手町2丁目、中央区八重洲1丁目。JR東京駅徒歩1分で、東京メトロ東西線 大手町駅コンコースと直結予定(2022年1月供用開始予定)。