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道路上に矢印を投射して車線規制 ドライバーに分かりやすく
2021年6月30日 17:02
阪神高速技術、テクノ阪神、大日本印刷(DNP)は共同で、高速道路の工事や規制についてドライバーに直感的に分かりやすく告知できる、DNPの小型照明装置を使用した新たな技術を開発した。
矢印を路面に照射することで車線変更を促すもので、DNPの小型照明装置を利用して3社が開発した路面への投射技術を用いている。
高速道路上で規制を伴う工事を実施する際は、前方で工事を行なっていることをドライバーに知らせるために、予告看板の設置等により早めの車線変更を案内している。これに加えて矢印の路面照射を行なうことで、より直感的に早めの車線変更を案内できるとしている。特に夜間に走行するドライバーおよび規制工事従事者の双方の安全性向上を見込む。
小型照明装置は省電力なバッテリーで駆動できるため、常設電源からの給電は不要で、設置位置の制約を受けない。また、小型・軽量ながら高輝度であることから、空間的な制約がある高速道路上においても効果的な表示ができるという。
今後、3社共同で関係機関の協力のもと、高速道路本線上での試験運用などの必要な確認を実施し、規制工事での導入に向けた取り組みを進める。