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Twitter、有料サービス強化。有料”Space”や月額のSuper Follows

Twitterは、ユーザーの収益化機能として、チケット制のスペース「Ticketed Spaces」と、月額課金の「Super Follows」のテストを米国で開始した。米国内の条件を満たすユーザーは、Twitterのサイドバーにある「Monetization(収益化)」ボタンからそれぞれのテストに応募できる。

Twitterのサイドバーに表示される「Monetization」ボタン

Ticketed Spaces(チケット制スペース)は、すでに提供されているグループ音声通話機能「Spaces」を収益化できるもので、1ドルから999ドルまでの間でチケットを設定できる。

Ticketed Spacesでは招待する人数もホストが決めることができ、「100人でも、たった5人でも」招待できるという。参加者にプッシュ通知やアプリ内通知でリマインドを送ったり、タイムラインでスペースの詳細をシェアする機能も提供されている。

現在のところ、Ticketed Spacesを開くには「18歳以上であること」、「1,000以上のアクティブフォロワーを有すること」、「過去30日間に3つ以上のSpacesを開いていること」などの条件が定められている。

Ticketed Spaces

Super Followsは月額課金機能で、課金したユーザーにバッジや限定ツイートを提供できるもの。月額は3段階で、2.99ドル、4.99ドル、9.99ドルから選択できる。

テストに参加するには、現在のところ、「18歳以上であること」、「1万人以上のフォロワーを有すること」、「過去30日間で25ツイート以上していること」などの条件を満たす必要がある。

Super Follows

現段階では、Ticketed SpacesはiOSとAndroidのモバイルアプリで、Super FollowsはiOSのモバイルアプリで提供されている。

これらの収益化機能では、アプリ内課金のプラットフォーム手数料を除いた額のうち、Twitterは3%の手数料を受け取り、残り97%がユーザーの収益になる。ユーザーの累計収益が50,000ドルに達した場合、それ以降Twitterの手数料は収益に応じて最大20%となる。