ニュース

Google Workspace、全ユーザーに新機能公開。チャットでコラボやスマートキャンバス

Googleは、GmailやGoogle ドキュメント、Google Chatなどが含まれる「Google Workspace」の新機能を15日からGoogle アカウントを持つ全ユーザーに提供開始した。チャットを利用したコラボレーションや、タスク管理できる「スペース」などの機能を追加し、業務に必要なすべてのものを1カ所にまとめた統合サービスとして、Workspaceを強化する。

Google Chatではコラボレーション スペースを作成し、共有したいユーザー全員に情報を伝えたり、皆でアイデアを共有したりできるようになる。また、旅行で撮った動画と写真やGoogle スプレッドシートなど、必要な情報をGoogle Chatから確認できるようにする。

Gmailでグループ全体に向けたメッセージを作成する際や、共有カレンダーで会議をスケジュールし招待状を作成する際の「スマート候補」も追加。提案されたファイルを素早く取り込んだり、名前のリンクを付けて適切なユーザーをすばやく追加できる。

注目の新機能が「スマート キャンバス」。Google ドキュメントでチェックリストを作成し、グループメンバーに役割や次のステップなどを割り当てできるほか、プロジェクトについて話し合いが必要になった場合、共同作業中のGoogle ドキュメント、スプレッドシート、スライドから、ワンクリックでGoogle Meet会議に直接共有できる。

また、Google Chatをコラボレーションの中心として活用できるようにする。今夏にチャットルームは「スペース」として刷新。スペースでは、重要事項を把握できるようデザインされ、インラインのトピック スレッド、プレゼンス インジケーター、カスタム ステータス、リアクション、折りたたみ可能なビューなどの新機能を搭載する。

スペースのナビゲーションと新しいコラボレーション機能

ファイルやタスクにもシームレスに統合され、スペースは Google Workspaceでコラボレーションを効率化する新しい「ホーム」と位置づけられる。

また、個人事業主向けの「Google Workspace Individual」も提供開始予定。スマート予約サービス、高機能なビデオ会議、カスタマイズされたメール マーケティングなどのプレミアム機能が提供される予定で、予定の調整や顧客へのメール送付などの日々の作業時間を削減できるという。

Google Workspace Individualは、日本のほか、米国、カナダ、メキシコ、オーストラリア、ブラジルの6カ国でまもなく利用可能となる予定。