ニュース
改装「しぶちか」にAIカフェ。Alexaで注文、コーヒー99円
2021年6月14日 17:26
コネクテッドコマースは、7月1日に改装オープンする渋⾕地下街「しぶちか」にて、NTT東日本の最先端技術と連動したAI Cafe「AZLM CONNECTED CAFE(エイゼットエルエム・コネクテッド・カフェ)渋谷地下街店」を出店する。カフェではバリスタ監修のスペシャリティコーヒーを99円で提供する。
AZLM CONNECTED CAFE 渋谷地下街店では、バリスタによるスペシャリティコーヒーをはじめとしたオリジナルドリンクや軽食を販売するほか、約300点のディスプレイスペースを設置。全国から集められたモノ・コト・ヒトをディスプレイし、来店客に、見て、触って、試して、購入できる機会を提供する。事前にAZLM CONNECTED CAFEへの会員登録が必要で、会員登録開始は6月21日。
また、Amazon Payを活用した完全キャッシュレス決済、Amazon Alexaによる音声注文、タブレットを使用したリモート接客、パーソナルロボットを利用した来店客への案内、ECサイトと連動した展示品の販売等を導入。リアルとデジタルを融合した新たな日常空間提供を図る。
ドリンクはAZLM CONNECTED CAFEに登録した人を対象に、スペシャリティコーヒーを99円、日本に20台あまりしかないラ・マルゾッコ社の最新・最上級エスプレッソマシン使ったオリジナルドリンクを111円で提供。仕事帰りやショッピングの合間に気軽に立ち寄れる場所となることを目指す。
NTT東日本は、店舗ICT環境の構築、セキュア環境下でのデータ解析およびAI技術基盤を提供。店内の人流や、来店者の展示商品への興味関心等の店内行動データを匿名化した上で、購買傾向等を解析しコグニティブデータとして、ディスプレイへ出展する「JOIN member」へフィードバックする。JOIN memberは、これらのデータを商品開発や販売戦略の立案などに活用できる。
「AZLM」は、「From A to Z , Live Marketing」の頭文字を引用したもの。あらゆる商品をライブでマーケティングできる未来型のCafeを意味する。
NTT東日本がAZLM CONNECTED CAFEに取り組む目的は、地方創生、地域活性化等。プロジェクトを通じて、地域特産品等のICTを活用した新しいマーケティング戦略を創出し、地方の生産者と都市の消費者を結ぶ新たな商流の開拓等を目指す。
JOIN member(出展者)の費用は月額33,000円。専用フォームへディスプレイスペースにアピールしたいモノ・コト・ヒトの情報を入力し、AZLM事務局の審査を経て、出展が可能となる。ディスプレイスペースは250×150×200mm(幅×奥行×高さ)/1スペース。
AZLM CONNECTED CAFEは、直営店である渋谷地下街店を皮切りに、百貨店、駅ビル、電鉄系のデベロッパーなどに向けてフランチャイズ展開を進めていく方針。2031年までに直営、フランチャイズを合わせて全国2,000店の出店を目指す。また将来的に、車やアパレルなど商品が展示できる大型店の出店を目指す。