EV用充電器を公道に設置。横浜市で国内初

横浜市とe-Mobility Powerは横浜市青葉区内において、全国で初めて公道上にEV用充電器を設置し、公道に充電器を設置する際の課題や有用性について検証する実証実験を6月8日より開始する。

2050年までの脱炭素化「Zero Carbon Yokohama」の実現に向けた取り組み。電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)に乗りやすい環境整備や、充電インフラ拡大に資する新たな仕組みづくりを目的として実施する。

充電中に限り駐車可能なスペースを設け、「充電のためのEV・PHVに限る」と記載のある駐車可標識を設置する。期間は6月8日から2022年3月下旬で、場所は神奈川県道140号川崎町田線沿いの横浜市青葉区しらとり台69付近。

設置充電器は2台同時充電可能な急速充電器1基(CHAdeMO規格)。1台利用時最大出力は90kW、2台利用時最大出力は56kWだが、6月から10月までは1台利用時も56kW。利用時間は24時間。利用料金は充電カードにより異なる。ビジター利用可。

横浜市とe-Mobility Powerは、2020年3月に「横浜市内のEV普及促進に向けた連携協定」を締結。同年9月の国土交通省「道路に関する新たな取り組みの現地実証実験(社会実験)」採択を経て、実証実験開始に至った。