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クレディセゾンとサイバーエージェント、カード決済データ活用で合弁

サイバーエージェントとクレディセゾンは、カード決済データを活用したマーケティングソリューションを提供することを目的に、合弁会社「株式会社CASM(キャズム)」を6月1日に設立した。

約3,600万人の顧客基盤による決済データを持つクレディセゾンと、AI技術の研究開発組織「AI Lab」を有し、デジタルマーケティングを手掛けるサイバーエージェントが協力。新会社では、カード決済データを活用したマーケティングソリューションを展開する。

具体的な施策は以下の3点

クレディセゾンカード会員向け、レコメンド情報の最適化

顧客の潜在ニーズを引き出すなど1人ひとりの属性・決済情報をより高度に分析し、カード会員の興味関心に寄り添った、最適な情報を届ける。

メーカーや小売企業に、決済データを活用したマーケティングソリューション提供

クレディセゾンが保有する即時性のある決済データの分析によって、コロナ禍での新たな生活様式による消費行動の変化を可視化したり、本人利用許諾済みの属性情報や多様な購買履歴の傾向から、特定の顧客層の潜在的な可処分所得やライフスタイルを推計。

これらを個人が特定されないデータとしたうえで、メーカーや小売企業、セゾンカード加盟店など様々な店舗・法人へ提供する。

さらに、小売企業などが保有する購買(POS)データ等と掛け合わることでよりユーザー解像度が高いデータ分析が可能となり、オンラインとオフラインのデータを融合させたOMO(Online Merges with Offline)施策など、複合的なマーケティング支援を提供する。

両社の事業領域・ノウハウを掛け合わせた新規ビジネスの創出

サイバーエージェントが持つインターネット領域におけるサービス開発およびAI技術の研究開発力と、クレディセゾンが持つ顧客基盤や提携ネットワーク、決済ソリューションを中心とする多様な金融サービスの知見を掛け合わせ、顧客が持つ多様な価値観に応える新規ビジネスおよび金融DX事業の新規創出を目指す。