ヤマト、住所・氏名の印字がない伝票。置き配時の個人情報漏洩防止

置き配時の二次元コード化された伝票イメージ

ヤマト運輸は、EC事業者向け配送商品「EAZY」において、個人情報を二次元コード化して発行された配送伝票に対応した配達を、6月1日より開始する。ZOZOTOWNの南関東エリアへの配達商品から導入される。

EAZYは、EC事業者向けに提供している、自宅前などへの置き配や、配達直前まで受取場所の変更に対応する配送商品。新しい配送方式は、届け先の個人情報が記載されたままでの置き配における個人情報漏洩リスク低減を目的に導入する。

サービスイメージ

概要は、EC事業者が届け先の個人情報を二次元コード化して配送伝票を発行し、荷物に貼付して発送。利用者が希望する受け取り方法で配達されるが、荷物に貼付されている配送伝票は、配達時にEAZY CREWなどによって右側の配達票部分が剥がされた状態となり、置き配された荷物から、第三者が目視で個人情報を判別することができなくなる。

二次元コード化された伝票イメージ(配達票あり)

二次元コード化により個人情報漏洩のリスクを低減でき、利用者は安心して置き配などを指定できるとしている。また個人情報の印字がないため、梱包資材を廃棄する際に伝票を剥がす必要がなくなる。

6月1日から、ZOZOTOWNの東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県エリアへ配達する商品にて開始。8月2日から対象を全国へ拡大する。

なお、コンビニ受取、ロッカー受取、代引き(コレクト)による受取、ネコポスでの発送、ZOZOTOWNゲスト会員による注文、購入者と届け先が異なる注文など、一部対象外となる場合がある。