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日本郵便、受取人の氏名がなくても届ける「特別あて所配達郵便」
2021年5月31日 11:45
日本郵便は、受取人の住所または居所が記載され、かつ受取人の氏名が記載されていない郵便物をその住所または居所に届ける新たな特殊取扱として、「特別あて所配達郵便」の取り扱いを試行する。試行期間は6月21日から2022年6月20日。
受取人の氏名が不明であっても、受取人の住所または居所が分かっていれば郵便物を配達してほしいというニーズがあることなどを踏まえた取り組み。差出人による、事前の利用の申し出が必要となる。
対象となる郵便物は、定形郵便物または通常葉書。差出予定局に年間1,000通以上差し出す旨などを申し出た上で、その郵便局に内訳票を添えて、差し出すものであることなどの条件がある。料金後納。
外装に表示する必要がある内容は以下の通り。
- 「転送不要」の文字その他転送を要しない旨の文字
- カスタマーバーコード
- 差出人の氏名および住所または居所
- 受取人の氏名を記載していない郵便物である旨の表示
- 郵便物の内容品に関する問い合わせ先(差出人のコールセンターの電話番号等)
- 「特別あて所配達」の文字。
料金は200円で、例えば定形郵便物(25g以内)1通を、特別あて所配達郵便として差し出す場合は、84円(定形郵便物の料金)+200円(特別あて所配達郵便料)=284円。