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Visaプリカ「かぞくのおさいふ」で中高寮生活をキャッシュレス化

三井住友カードは、「かぞくのおさいふ」Visaプリペイドカードと、決済端末「stera terminal」を奈良県の西大和学園に導入し、西大和学園中学校・高校の寮生約200名を対象に学内でのキャッシュレス決済に対応した。

これまで、同学園の運営する寮では、入寮者の日常的な食費やお小遣いを学校が一時的に立て替え、後日保護者に請求するという仕組みをとっていた。キャッシュレス推進によって、学校と保護者の事務負担軽減を図り、生徒の金銭管理を保護者が行ないやすくするねらい。コロナ禍において、日常的に現金に触れることへの懸念も寄せられていたという。

「かぞくのおさいふ」は、三井住友カードが提供する家計管理サービスで、家族にVisaプリペイドカードを発行できる。生徒は、保護者があらかじめチャージした残高内で、学校内や周辺の店舗での生活費決済を行なう。保護者は、子供のカード利用の頻度や使った場所を確認できる。これにより、学校が寮生と保護者の金銭のやりとりに介在する必要がなくなる。今後、寮生以外の全校生徒へも拡大を検討している。

併せて、これまで現金決済のみ対応していた学園内の食堂や売店に、stera terminalを導入。stera terminalは、三井住友カードが提供する決済端末で、クレジットカード・デビットカード・電子マネー・QRコードなどさまざまなキャッシュレス決済に対応する。導入により、「かぞくのおさいふ」による決済が可能になり、昼食時の混雑やコロナ禍における衛生面での課題を解決する。

導入イメージ