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IKEA新宿、部屋種別のフロア分けで探しやすさ向上。初の量り売りデリ

イケア・ジャパンは、5月1日にオープンした「IKEA新宿」について、メディア向けに説明会を実施。原宿、渋谷に続く3店舗目の都心型店舗となるIKEA新宿の特徴として、売り場構成、6つのルームセット、アウトレット販売、量り売りデリを挙げた。

IKEA新宿の所在地は東京都新宿区新宿3-1-13 京王新宿追分ビルで、甲州街道と明治通りの交差点に位置する。総面積は約3,270m2

京王新宿追分ビル 地下1階から地上3階がIKEA新宿

売り場構成は、各階をリビングルーム、ベッドルーム、キッチンといった部屋のカテゴリーに分け、より探しやすく、買物時にイメージのしやすい構成にしたという。

IKEA新宿(左)とIKEA渋谷(右)のフロア構成

また、商品のコーディネーションを見せるエリアを増やすなどの試みを取り入れているほか、今後都心型店舗での先行販売商品や限定商品の展開も予定している。

なお4月29日に発売したゲーミングコレクションは2階で展示しており、試すことができる。

イケアが“ゲーミング家具”発売。ASUS「ROG」コラボ

ゲーミング用家具&アクセサリーのコーナー

ルームセットは、5.9畳から8.1畳の広さとイメージの異なる6つを用意。幅広い人たちがより快適に自分らしく過ごせる暮らしのインスピレーションを提供するとしている。

3階で展開している“My room@Tokyo“ 6.6畳(10,7m2)のルームセット
各ルームセット内には広さも掲示されている

アウトレット販売は、1階の「Circular Shop」で展開。サーキュラービジネス(循環型ビジネス)への転換を図るための取り組みの一環で、展示品などの新中古品を販売する。

Circular Shop
アウトレット価格で販売

そのほかイケアではサステナブルな取り組みとして、マイボトル持参で利用できる給水スポットを設置。IKEA新宿では1階に設置されている。また、サステナブルな商品を各種展開する。

給水スポット
サステナブルな商品を展開
植物由来の原材料で作られたプラントボール
IKEA新宿の特徴について説明するIKEA新宿 マーケットマネジャー 青木エリナ氏

量り売りデリは、イケア・ジャパンでは初となる取り組み。5月17日にオープンする1階の「スウェーデン バイツ」で展開する。

スウェーデン バイツ

量り売りデリでは、プラントボール、サーモンマリネ グラバッドソース和え、各種サラダなど8品をラインアップ。量り売りは日本人になじみがあり、また自分の好きな量だけ購入できることから、食品ロス削減にも貢献できるとしている。

量り売りデリ

スウェーデン バイツでは量り売りデリ以外に、パック商品12品、ドリンク13品、ベーカリー7品、デザート2品を発売予定。IKEA新宿限定商品として「青のプラントベースアップルソフト」を販売。他店舗で販売しているアップルプラントアイスを特別に青く丸い形にし、黒のコーンに載せている。

なおイケアは、12月までに全世界の食糧廃棄量を50%削減することを、全社をあげて取り組んでおり、その取り組みの一環として、スウェーデン バイツでAI技術を活用した食糧廃棄モニタリングツールを導入する。IKEA渋谷の「スウェーデンレストラン」でも同時期導入予定。

青のプラントベースアップルソフトを手にスウェーデン バイツの説明をする、イケア・ジャパン Country Food Manager 佐川季由氏

IKEA新宿ではオープンを記念して、ビジネスインテリアデザインサービスおよびインテリアプランニングサービスを無料で受けられるキャンペーンを実施。ビジネスインテリアデザインサービス無料の対象はIKEA for Businessメンバーで、期間は5月1日から6月30日。通常料金は9,900円。インテリアプランニングサービス無料の対象はIKEA Familyメンバーで、期間は7月1日から8月31日。通常料金は4,900円。

また、IKEA Familyメンバーを対象に、IKEA新宿にて2,500円以上の購入で、A5サイズの限定マグネットシートをもれなくプレゼントする。配布期間は5月17日からで、なくなり次第終了。

イケア・ジャパン 代表取締役社長 兼 Chief Sustainability Officer ヘレン・フォン・ライス氏は、「新宿は、国際的にも有名な場所で、この地に暮らす方、訪れる方は多様性にあふれています。私たちが目指す、誰もが自分らしくという、ダイバーシティとインクルージョンの価値観にもマッチしています」と述べた。

ヘレン・フォン・ライス氏