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京急油壺マリンパーク、9月末に閉館。53年の歴史に幕

京急電鉄は、9月30日をもって京急油壺マリンパークを閉館することを発表した。開業から約53年での閉館となる。

京急油壺マリンパークは、西に相模湾が広がる、江ノ島、富士山、伊豆半島、伊豆大島まで一望できる場所に、1968年の京急電鉄創立70周年記念事業として開業。開業当時、東洋一といわれた大回遊水槽をはじめ、魚の生態をいろいろな角度から示し、魚や自然への理解を深め、かつ科学教育の一助に資するという水族館として運営をしてきた。

建物や設備の老朽化が著しく、維持管理は困難であると判断し、閉館を決定した。動物類については、他の施設と受け入れに関する協議を進めるとともに、閉館後も飼育・施設管理に必要な要員・体制を維持し、すべての動物類の移譲を完了するまで対応する。

「ホテル京急油壺 観潮荘」は営業を継続。また京急電鉄は、温泉が湧出する油壺エリアにおいて、滞在拠点の一体開発に向けて大手デベロッパーと共同で検討を進める。